部屋の片付けが忙しくて勉強どころではない

Q.汚部屋で集中する方法を教えてください!

定期テストに向けて、今日こそは勉強するぞ、と机に向かうのですが、散らかった部屋が気になってしまい、勉強が手につきません。どうしたら勉強に集中できるでしょうか?

A.片付けに没頭するか、外に出ましょう。

汚部屋で集中は不可能

「汚部屋で集中して勉強をする」というのは、三歳児にトイザらスで百マス計算をやらせるようなものです。つまり不可能です。三歳児をトイザらスに連れて行ったらそれが最後、ドクターイエローのプラレールを購入するまで事態はおさまりません。

 つまり、テスト期間という、お片づけアンテナがなぜかビンビンに立ってしまう時期に汚部屋に入室するというのは、それだけ恐ろしいことなのです。その片付けしたい衝動は、汚部屋をチリ一つ残さずキレイするまで尽きないでしょう。

掃除に振り切るのも手

長い目で見ると、部屋がキレイになることは良いことです。ここは一つ、片付けに振り切ってしまって、定期テストの一個や二個を犠牲にしてでも、ミニマリストがヨダレを垂らして集まるような美部屋に変貌させるというのも手です。

部屋がキレイになれば、テスト期間でなくても勉強に対する意欲が高まりますし、きっと部活動の成績もよくなりますし、なぜか恋人がもできて、何もかもがうまくいく進研ゼミ状態になるはずです。

精神と時の部屋を探す

とはいえ、定期テストで失敗したくないという気持ちも分かります。そうであるならば、汚部屋への入室は固く禁じ、誘惑のない場所で勉強をするのはどうでしょうか

ドラゴンボールに出てくる「精神と時の部屋」の利用が可能であれば理想ですが、時空を超えられる部屋はそうそう見つかりませんので、身近なところで「勉強部屋」の代わりを探すことになるでしょう。

私の場合、そもそも部屋が汚れてようがキレイだろうが、お構い無く片付けをしたくなる「お掃除フリーク」なので、自室での勉強は事実上不可能です。

そのため、自室ではなく、カフェ図書館といった、私が勝手に片付けてはいけない空間に旅立ち、そこで勉強するのがベストだと考えています。蚊のいない季節であれば公園のベンチで勉強するほうが捗ります。受験生だったころは、塾の自習室を利用していました。

日本トップクラスの秀才も、外で勉強している

 私が10代だったころは、自室で勉強しようとするたび、気づいたらスラムダンクを全巻読破してしまっていました。それはもう、湘北高校の控え1年生ガードの生年月日を暗記するくらいに読み込んでいたのですが、肝心の教科書はまったく頭に入りませんでした。こんなに部屋で勉強できないのは自分だけではないか?と悩んだものですが、実際はみな多かれ少なかれ同じようなものです。

大学3年生だったころ、同じ工学部の友人で、とびきり頭のよい人がいました(ここではH君と呼びます)。

同年代の中では、日本でトップ100人に入るくらい勉強ができたH君だったので、私は彼がどんな勉強法をしているのか気になり、こっそり後をつけたことがあります。それで分かったのは、彼ほどの秀才でも、外で勉強しているということでした。

 H君は朝一番に大学に来て、講義室の最前列に座り、問題集とノートを広げてひたすら解いていました。夕方になって講義が終わると、そのまま図書館に吸い込まれていきました。「はぁ・・・」と頭をかきながら、それでも図書館の自習机の上で問題集を解き続けていました。

 22時を過ぎてようやく図書館を出て、家に帰って行きました(さすがに家の中まではついて行かなかったので分かりませんが、そうとう疲れていたのできっと勉強はしていないだろうと思います)。

H君ほどの自制心を持った人間でも、勉強するために図書館に通っているのです。

自制心のない自分を責めない

「自室で勉強できないのは自分だけなんじゃないか」という悩みは「腕のほくろから生えている毛が妙に太い気がするが、これは自分だけなんじゃないか」という悩みと同じくらいありふれています。

 みんな同じく悩んでいるのですから、気が散る自分を責めるのではなく、集中力が環境に左右されるという心の弱さをいったん肯定して、では自分が集中できる環境はどこだろうか?と探すほうが賢明です。

気を付けたいのはスラムダンクの置き場です。外出するときに持っていってはいけないのはもちろんのこと、自室に置いておくのも危険です。汚部屋に吸い込まれる確率が高まります。

スラムダンクを購入して井上雄彦先生を応援するのは推奨すべき徳積みですが、あくまで布教用か、貸金庫に保管する用に留めておき、読みたくなったら、まんが喫茶で読むか、人に借りて読むようにしましょう。

まとめ

汚部屋で勉強したい、という質問に答えました。私の回答は「無理」です。それは、質問者様の自制心が弱いのではなく、どんな秀才でも気が散る環境では勉強できない、ということです。自制心というこん棒をもって汚部屋に立ち向かうのではなく、図書館や塾の自習室といった、自分が落ち着ける環境へ逃げる技術を習得してみることをお勧めします。

  

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