自分に合った勉強法の見つけ方を教えてください。

Q. 自分に合った勉強法の見つけ方を教えてください。

小学生です。いろいろ勉強法を試しているのですが、どうも自分に合っていない気がします。どうやったら自分に合った勉強法を見つけられますか?

A. 友達んちの麦茶を飲みましょう。

ご質問ありがとうございます。

「自分に合った勉強法を探したい」という志を持つのは、とても素晴らしいことです。きっと、このような夢をお持ちなのだと思います。

偉大なる航路を制覇した海賊王、ゴールド・ロジャーが新世界の最奥部に隠したと言われる伝説の宝「ジブンニアッタベンキョウホウ」。その秘宝は「富」と「名声」と「力」がひとつなぎになっていると語られており、それゆえに「ひとつなぎの大秘宝」と呼ばれている。「俺の勉強法か?欲しけりゃくれてやるぜ…。探してみろ!この世のすべてをそこに置いてきた」という言葉により、大勉強時代が始まった。

海賊たちがワンピースを探して海に出るように、自分に合った勉強法を探して大冒険した経験は誰しもあると思います。

しかし、長いこと探しているのに、いっこうに見つかる気配がないため「自分に合った勉強法って、本当にあるんけ?」という気分になり、最後には「自分に合った勉強法は、自分の心の中にあるのさ・・・」という悟りエンディングになった人もいるのではないでしょうか。

さて「自分に合った勉強」は本当に存在するのでしょうか?
「自分に合った勉強法」「自家製の麦茶」に例えて考えてみましょう。

先日、ネットをサーフィンしていると「友達んちに行ったら、自家製の麦茶を振る舞われて引いた」という記事を見かけました。

「どういうこと?」と思いながら読むと、どうやら「自家製の麦茶」が衛生的に受け入れられず「そんな汚いものを客に出すな」と感じる人がいるということでした。

「ちゃんと沸かした湯で作ったのか」「容器に茶渋が付いているが、ちゃんと洗っているのか」「何日前に作った麦茶なのか」そういうことが気になって、自家製の麦茶を飲めないのだそうです。

そんな人がいるんだ、とびっくらこきました。

私は「自家製の麦茶」が好きです。自分で作った麦茶も好きですが、友達の家でいただく「自家製の麦茶」の方が好きです。「へぇ、おまえんち変わった味の麦茶してんな」「なにぃ!おぬしルイボスティー党か」「うまっ!この麦茶うまっ」と心の中でリアクションしています。

だからこそ、こんなに美味しくて楽しい「自家製の麦茶」が苦手な人がいるなんて想像もできなくて、驚いたのです。

「自家製の麦茶」が飲めないなんておかしい!・・・しかし、冷静になってみると「そりぁ色んな人がいるんだから、自家製の麦茶が飲めない人もいるよな」とも思います。たしかに「よく考えたら、ちょっと変な風味だったな」と思う麦茶もありました。

話が逸れすぎました。
自分に合った勉強法の話でしたね。

何が言いたかったかというと「自分に合った勉強法」は「ワンピース」みたいな誰もが憧れる大秘宝「ではない」ということです。そして、その大秘宝「ではない具合」が「自家製の麦茶」に似ていると思ったのです。

自家製の麦茶には必ず「うちの茶はコレで行く」と決めた瞬間があります。それは「近所のスーパーの中ではこのお茶パックが一番安いのよね」かもしれないし「パッケージの鶴瓶に惹かれたから」かもしれないし「最初に手にとったから何となく次も」かもしれません。たぶん、カジュアルに決めていると思うのです。

「自分に合った勉強法」も「自家製の麦茶」を選ぶのと同じくらい、肩をの力を抜いて決めちゃっていいと思うのです。「うちの麦茶はコレでいいのかしら・・・」と永遠に悩んだりしないように「私の勉強法はコレでいいのかな・・・」と悩まなくていいんじゃないでしょうか。

「私の勉強法はコレで行く」と安易に決めていいし「やっぱ、別のにしよー」と麦茶パックを買い換えるくらいの気軽さがあっていいと思うのです。麦茶パックなんて、何種類買っても、たかが知れています。「今日はこのお茶」「明日はこのお茶」と変えて楽しむのもいいでしょう。

大事なのは「自分に合った勉強法」を大秘宝と捉えてはいけないということです。なぜかというと、一つの勉強法を信仰し過ぎると、その勉強法が通用しなくなったときに、勉強自体が嫌になるからです。

大秘宝信仰は危険です。もし伝説の剣が抜けなかったら「俺は選ばれしものじゃなかったのか」と自信を失い、冒険を諦めるでしょうが、もし麦茶パックが刺さっていて抜けなかったら「何だコレ。いらねー」と見切りをつけ、別の良い武器をさっさと探すはずです。

同じように、自分に合った勉強法を「伝説の勉強法」だと信じて突き進むと、その勉強法で成績が上がらなかったときに「クッ、俺は勉強が向いていないのか」と自信を失い、勉強をしなくなります。しかし、その勉強法を「自家製の麦茶」ぐらいのものだと思っておけば、成績が落ちてもノーダメージで茶葉を変えるだけです。

むかし「私のことは嫌いになっても、AKBのことは嫌いにならないでください」と言ったアイドルがいました。自家製の麦茶のことは嫌いになっても、麦茶のことは嫌いにならないでください。勉強法のことは嫌いになっても、勉強のことは嫌いにならないでください。

麦茶麦茶と言われて、もう良く分からなくなってきたと思います。すみません。自分に合った勉強法は、そんな大したもんじゃないよ、と言いたいのです。

ここでようやく本題です。自分に合った勉強法は、どうやって見つければいいのか。それは、人の勉強法を真似て、いろいろ試してみつけるのがいいのではないでしょうか。「英単語の覚え方を教えてください。」の記事では「手札を増やす」という言い方をしました。それと同じことです。

いろいろ試して「これだ!」という一つを見つけるのではなく、「こんな方法もある。あんな方法もある」と手札を増やしていくのです。それは友達んちを渡り歩いて、麦茶を飲みまくるぐらいカジュアルにやっていいことです。

「あいつんちの麦茶は香ばしい」「こいつんちの麦茶はなんか甘い」「あの麦茶は変に酸っぱいけど癖になる」ぐらいの気軽さで自分の中の「自家製の麦茶リスト」を増やしていきます

世の中には「自家製の麦茶を人に振る舞う」奴がいるように、「自分の勉強法を人に教えてくれる」奴もいます。ちょうだいと言えば、いいよと言って教えてくれるものです。

そして、いざ勉強する段になったら、増やした手札の中から、勉強法を選んで使ってみるのです。「うちの麦茶はコレで行く」くらいのノリで、勉強法をチョイスします。それがうまく行かなかくても、勉強を嫌いになるんじゃなくて「今日はこの茶葉の気分じゃなかった」と思って、別の勉強法を試してみましょう。1日を終えたとき「今日の自分に合った勉強法はこれだったな」と思えるものが見つかるかもしれません。

まとめ

「自分に合った勉強」の見つけ方を紹介しました。月並みですが、人の勉強法を真似して、いろいろ試すといいと思います。注意していただきたいのは、勉強法を唯一無二の大秘宝だと思わないこと。いくらでも替えのきく、麦茶パックくらい雑な存在だと思って、勉強法を取っ替え引っ替えしましょう。そうすると、勉強に対する自信を失うことなく、いろんな勉強法を試せるマインドになるはずです。

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