パパは子育て中の暇つぶしを考えたい

※育児日記の第7回。

今回のテーマは「子育て中の暇つぶし」です。

子育ては暇との戦いだ

と感じているのは私だけでしょうか。私は子供の遊びに付き合いながら、結構な割合で退屈を感じてしまいます…。

「子供と遊ぶのが退屈」と言ってしまうと「子供がかわいそうだ」なんて非難を受けそうですね。もちろん子供と過ごす時間が楽しく貴重なものだと思っています。ですが、限度があるとも思うのです。もう百回は読んだ絵本を、飽きずに読み聞かせられるパパがいるとしたら、尊敬に値します。私には難しいです…。

とにかく私は暇が苦手な人間です。

雨は夜更け過ぎに雪へと変わるそうですが、暇は通り越すとイライラへと変わります。イライラしながら子供の相手をした回数を数えれば、際限ないHoly nightです。

イライラするのが一番良くありません。

まだ煙草の方がマシだとすら思えます。スモーカー大佐1は子供にぶつかったとき「悪ィな。おれのズボンがアイス食っちまった。次ァ5段を買うといい」と優しい言葉をかけました。よくイライラしなかった!と褒めるべき名シーンですが、よく見れば煙草をふかしており、子供に大量の受動喫煙をさせています。これは良いのか?と疑問が浮かびました。

しかし、もしスモーカー大佐が煙草を吸っていなければ、どうだったでしょうか。きっとニコチン不足でイライラして「このガキャ!ズボンにアイスぶつけやがって!」と子供を怒っていたはずです。その方が子供は可哀想です。やはりイライラが一番良くありません。多少の受動喫煙に目を瞑ってでも、上機嫌でいられるために煙草を吸うのは得策と言えるのではないでしょうか。

私は煙草を吸いませんが、スモーカー大佐を見習って、子育て中にイラつくという最悪の事態を回避するために、少し他事をしながら自分の機嫌をとりつつ、子供の相手をするのが賢いのではないかと思います。

というわけで今回は「子供の相手をしながら、いかに暇をつぶすか」について考察していきます。

前回の育児日記では「独りの時間」に何をするかを考えましたが、今回は子供の相手をしながらという制約があるので、同じ手は使えません。

では、考えてみましょう。

暇つぶし1.片耳イヤホン

片耳にワイヤレスイヤホンをつけながら子供と砂場で遊んでいるオジサンを見かけたら、それは私です。何をしているかというと、ニコラス武さんのYouTubeラジオを聴いて、NBAの情報収集をしているのです。

片耳イヤホンはマジでオススメです。

相手が話し始める年齢になると使えないので、0歳〜2歳くらいまで限定ですが、驚くほど暇を潰せます。ラジオを聴くのもいいし、音楽やバラエティ番組でもいいです。

この方法は、某知恵袋に書いてあるのを見て知りました。「その手があったかぁ!」と叫びそうになり、コロンブスがアメリカ大陸を見つけた以来の衝撃を受けました。その人は寝かしつけ中の暇つぶし法として、片耳イヤホンで音楽を聴くことをお勧めしていました。

イアホンをしながらの子育ては、息子に向き合っていない感じがして罪悪感が半端ないです。しかし、途中からそんなのどうでも良くなるくらい楽しい時間を過ごせるようになりました。息子も長時間パパがニコニコして遊びに付き合ってくれるから、前より喜んでいるように見えました。

暇つぶし2.カラオケ寝かしつけ

抱っこ紐で子供を寝かしつけるとき、私はよくカラオケアプリを使って熱唱していました。

「貴様のうるさいカラオケで寝かせられるのか?」と思うかもしれませんが、要は子守唄であり、15分くらい歌うと娘は寝てくれました。というか、他のどんな寝かしつけよりも早く確実に寝てくれました

選曲はスピッツの楓、優里のドライフラワー、中島みゆきの糸、フジファブリックの若者のすべて、木山裕策のhome、平井堅の瞳をとじて、サザンの白い恋人たちなど。

やっぱバラードがいいのか…と思いきや、かなり激しいロックでも寝るので、よく分からないです。RADWIMPSのふたりごとでも寝るし、サンボマスターの世界はそれを愛と呼ぶんだぜでも寝ます。

コツは熱唱することです。腹式呼吸でブレス多めに歌うと早く寝てくれることに気づきました。本物の子守唄を歌うときも同じなのですが、たぶん赤子は親の歌唱力を採点しています。高得点が出たら早く寝るシステムになっている気がします。

カラオケ寝かしつけが有効なのは小さいうちだけです。子供が3歳くらいになると「うたう!うたう!」と言ってスマホを奪われるようになります。そのときは、キラキラ星やABCの歌をアプリで流してやりました。一緒に歌うと、めちゃ楽しそうにしてて可愛いかったです。

暇つぶし3.育児記録

育児記録も暇つぶしに役立ちました。

うちの息子は遊ぶときの独り言が激しいので、それを文字起こしするだけで暇がつぶせます。たとえばプラレールで遊ぶときは「あっ!こーすればいーんだ!そうだ、そうだ。よーし、やるぞー!あれ?ちがうねー。できたできた!そうだったんだー!やったー!あーできた!」とか言って、ずっと喋っています。

他にも、はじめて桃を食べたとか、砂場でうんこを見つけて「これなにー?」と聞いてくるとか、カラスを怖がってるとか、どーでもいいことをメモしてきましたメモ自体に意味はないかもしれません。が、暇は潰せたましたし、メモしている間は少なくともイライラはしませんでした。

暇つぶし4.読み聞かせボイトレ

声がコンプレックスです。

「えっ?なんて?」と聞き返されるのが日常茶飯事午後の紅茶放課後ティータイムです。私の声は低く篭っていて聞き取りづらいらしいです。その上、滑舌も悪い。声も小さい。たまに口も臭い。あれ、なんでだろう、目から汗が出てきた…。

声を改善したくてボイトレにも通いました。四年も通いました。おかげでいい声だね、と言われるようになりました。…歌うときだけですが。普段の声はまったく変わらず、聞き返される日々です。解せません。

聞き取りやすい声になりたい…。

そう願って励んでいるのが、読み聞かせボイトレです。絵本を読んでいるだけなのですが、心の中で「これはボイトレ…。これはボイトレ…」と念じながら、ゆっくりハキハキと、抑揚をつけながら読むようにしています。割と楽しめます。

ボイトレだと思うと、何度も読んだ絵本を読むのも、あまり苦でなくなり、むしろ反復練習になっていいとすら思えるから不思議です。

聞き取りやすい声には、いまだになりませんが、少なくとも絵本を読み聞かせるときの暇は潰せています。

暇つぶし5.ながらストレッチ

子供が床で遊ぶときに「痛くないように」との計らいから、妻の発案で、床にジョイントマットを敷いています。正方形の柔らかいマットを敷きつめるアレです。

床一面が、ジムで言うストレッチエリアになっているわけなので、ストレッチし放題です。もちろん子供と遊ぶときにもストレッチをします。

ストレッチには関心があります。

それは私が猫背だからです。ウォーキングデッドに出てくるゾンビが歩いているなぁ、と思ったら鏡に映った自分だったということがよくあります。猫背は意識すれば治ると長年思ってきました。が、意識だけの問題ではないらしいです。腰回りの筋肉に柔軟性が足らないのが良くないそうです。

猫背を治すには「胸を張れ」と言われますが、オードリー春日さんのように胸を張ってもコレといった成果は出ませんでした。出るのはトゥースかアパーくらいのものです。調べてみると、胸を張るのではなく、骨盤を立てる方が大事なのだそうです。骨盤が寝たまま歩くからバランスを取ろうとして猫背になるらしく、骨盤を立たせると、猫背は自然と解消されます

骨盤を立てるための有効手段がストレッチです。骨盤が自然に立たない人は、太ももと腰を繋ぐ太い筋肉によって、骨盤が寝る方向に引っ張られています。まずはこの筋肉をほぐすことが大事です。そうすれば徐々に骨盤が立つようになります。以上が、今もなお猫背な私による、説得力ゼロの猫背解消講座でした。

猫背が治るかはさておき、ストレッチをして気を紛らわせれば、レゴブロックを作るのに付き合うのも、それほど苦ではなくなります。

暇つぶし6.例えワード探し

マジカルバナナを覚えているでしょうか。マジカルバナナとは、1990年から1999年まで日テレ系で放送されていたテレビ番組「マジカル頭脳パワー!!」に出てくる連想ゲームです。

マジカルバナナ、バナナと言ったら黄色、黄色と言ったらくまのプーさん、くまのプーさんと言ったらハチミツ、…のように「◯◯と言ったら」から連想されるワードを続けていくゲームです。連想ゲームって楽しいぃー。UReyyyyy。

私は大人になってもまだ連想ゲームをやっています。マジカルバナナだと死語すぎるので「例えワード探し」と呼んでやっています。例えツッコミに近いかもしれません。

やり方はこうです。「熱い」がお題だとしたら、熱いものと言ったらなんだろう?と考えていくのです。そして「○○くらい熱い」の形でリストをつくります。なるべく多く考えます。

・付きたいたてのカップルくらい熱い
・松岡修造くらい熱い
・キムチ鍋の豆腐くらい熱い
・下痢気味の屁くらい熱い
・ジジイの風呂くらい熱い
・オラフが蒸発するくらい熱い
・上島竜兵でもブチ切れるくらい熱い
・松屋の豚汁くらい熱い
・おがくずだったら燃えてるくらい熱い
・たこやきの中心部くらい熱い
・赤ちゃんのミルクくらい熱い

もちろん松本人志さんのような秀逸な例えワードが思い浮かぶわけではないのですが、手垢がついてないワードを見つけられると、自分に高ポイントをあげたくなります。これでかなりの暇をつぶせます。

しかも少し役立ちます。ブログに華を添えられるのです。

私はマジレス禁止縛りでブログを書いており、一つの話題に対し、少なくとも一つのボケを入れることを信条としています。私のボケがスベり倒して読者の失笑を買っているのかもしれませんが、このブログを始めるときに「カレー沢薫さんみたいにふざけながら正論を吐こう」と誓ったので、やめるつもりはありません。が、万年ネタ不足であり、この縛りのせいで記事を書く手がしばしば止まります。そんなとき、例えワードがあると、一つボケたことになるので大変助かるのです。ゴー☆ジャスさんにとってのマダガスカルくらい助かるのです。

暇つぶし7.共感的傾聴の練習

コミュ障です。人からコミュ障と言われるとメンタルが崩壊するので、自称・コミュ障ということにさせてください。

言葉を額面通りストレートに受け取る癖があり、会話のキャッチボールがうまくできません。相手がスライダーを投げているのに、ストレートだと思って捕球するようなものです。そりゃ捕球をしそこないますよね。言葉が顔面にデッドボールし、ひとりで傷心しています。自分が傷つくだけならまだ良いですが、相手に不機嫌な態度をとるので始末におえません。

控えめに言ってヤバい性格だと自覚しているので、コミュニケーションを改善しようと、いろんな本を読んできました。私のような会話弱者が変化球を練習しても仕方がありません。よって、王道と思われるデール・カーネギーさんの「人を動かす」を会話の指針にしています。ポイントは共感的傾聴です。

共感的傾聴とは、相手の話を評価することなく、ただ聞くことです。たとえば、以下のようなありふれた会話があったとします。

「昨日殺人事件があったんだけどさ〜。ダチのパパが推理して犯人が分かったんだよね。でもさ〜。そのパパずっと寝ててさ〜。喋れるわけないわけ。じゃあどうしたのよって思うじゃん。パパの後ろにチビっ子が隠れてんのよ。そう。ダチのとこで預かってるあのチビっ子。そのチビっ子が蝶ネクタイ変声機でパパの声真似して推理してんの。でさ、みんな気づいてるわけ。推理してんのチビっ子じゃね? ワンチャン工藤じゃね?ってね。でも指摘すんのも野暮じゃん。だからみんな、黙ってチビっ子の演技見てんのよ。でも、もう限界。だってワザトラマン2すぎるんだもん。そのチビっ子、パパの後ろからヒョッコリでてきて、あれれ〜とか言って凶器見つけたりするからさ。もう無理。腹痛い」

by Sonoko

これに対する共感的傾聴な返しは「そうなんだ〜。ワザトラマンセブンなんだね〜」が正解です。

いろいろツッコミたいところがあるかもしれませんが、自分の評価を挟まないのが共感的傾聴です。「えー、私だったら、それでも「なっ!」とかリアクションしてあげるけどな〜」といった自分の意見を伝える必要はないのです。相手は話を聞いてほしいだけなので、そうなんだ〜。で十分らしいです。

「そうなんだ〜」「へぇ〜、そう思うんだね〜」の連発で会話が成り立つ、というのは私のような自称・コミュ障にとって朗報です。相手の真意を汲みとるといった難しい技術は抜きにして、ただ相槌を打って聞くだけで円滑なコミュニケーションになるとは、なんと簡単なことでしょう。

…と思うかもしれませんが、やってみると、めちゃくちゃ難しいです。どうしても自分の意見を挟みたくなるのです。練習が必要です。

前置きが長くなりましたが、子供相手に共感的傾聴の練習をしているという話です。単に子供と会話するだけではなく「へぇ〜。そうなんだ〜」と共感的傾聴を練習する意識で話を聴くと、いい暇つぶしになります。

共感的傾聴練習は、いい暇つぶしを超えて、いい遊びになります。息子としても、パパが話を傾聴してくれるのは気持ちがいいのでしょう。いつもより舌が回って面白い話をたくさんしてくれます。「あっ!ここ!あかちゃんのときにいったとこだ!」とか延々と話してくれます。ちなみにその店には行ったことがありません。

「いや!行ったことないやん!」と思わず評価(ツッコミ?)をしたくなりますが、共感的傾聴の練習中なので、グッと我慢して「へぇ〜。そうなんだぁ。赤ちゃんのときに行ったんだねぇ」と聞いてあげます。共感筋がムキムキになりそうです。

暇つぶし8.お掃除遊び

前回の育児日記でカミングアウトしたように、私は片付けフリークです。

私はアホです。なぜすぐ気付かなかったのでしょうか。絵本を読んだり、ブロックを作ったりするだけが遊びではありません。私がお掃除を好きなように、子供だってお掃除が好きかもしれないではないですか。遊び感覚で一緒にお掃除すればいいのです。

私がクイックルワイパーで床を拭いていると、息子が憧れを抱き、ワイパーをくれくれと言うようになりました。それ以来、ワイパーを2本用意して、2人でお掃除するという遊びを取り入れています。

とてもいいアイデアなのですが、息子は思うようにワイパーをかけてくれないため、やきもきするのが玉にキズです。しまいにはワイパーの取手を床にバンっと倒して遊び出しました。信じられないくらい大きな音がします。イラっとしました。

子供が小さすぎてイマイチでしたが、もう少し大きくなったら再チャレンジしてみたいと思います。

まとめ

子育て中の暇つぶし法を紹介しました。①片耳イヤホン、②カラオケ寝かしつけ、③育児記録、④読み聞かせボイトレ、⑤ながらストレッチ、⑥例えワード探し、⑦共感的傾聴の練習、⑧お掃除遊びなどがあります。これらの暇つぶし法には、お中元を送りたいくらいお世話になってきました。

「子供の相手って暇だー!」とかつては嘆いていた私でしたが、嘆くのはマートル3に任せておいて、自分の機嫌は自分でとろう、と思っている今日この頃です。

  1. スモーカー大佐は、漫画ワンピースに出てくる正義を背負った男。モクモクの実能力者でありベビースモーカー。 ↩︎
  2. ワザトラマンは、わざとらしいとウルトラマンを組み合わせた造語。1980年代に流行ったらしい。漫画GTOで学んで以来、私は好んで使うが、周りで使っている人を見たことがない。わざとらしい人が複数居るときは、ワザトラマンエース、ワザトラマンセブン、ワザトラマンタロウなど、ウルトラ兄弟を活用できる。 ↩︎
  3. 「嘆きのマートル」はハリーポッターに登場するゴースト。女子トイレに出没することから、イギリス版トイレの花子さんと呼ばれるとか、呼ばれないとか。 ↩︎

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