勉強を習慣化するコツは「小さな成功を積み重ねること」ですが・・・不器用な失敗をする奴もいるんです。

今回のテーマは「習慣力」です。

現代の魔境・自己啓発書コーナーに迷いこむと、「習慣」の名を冠した麻薬本を、いたるところに発見することができます。7つの習慣、超習慣力、習慣が10割、マンガで分かる「続ける習慣」、小さな習慣、などなど…。

私は習慣本の半径5メートル以内に近づくと、ペトリフィカス・トタルスを食らったネビルくらい釘付けになり、たいてい購入してしまいます。意志力がマンボウくらい弱いので、意志の力に頼らず物事を解決できる「習慣力」に多大なる期待を寄せてしまうのです。

習慣力さえ身に着ければ、地球温暖化も解決できるとすら思っていますが、今のところ結果が伴っていません。

個人レベルで習慣づけられたのは週刊少年ジャンプを読むことくらいです。ジャンプの習慣化には、実力以上のものが出てしまいました。はずみで月刊少年マガジンまで習慣化しました。

よって、習慣力について何らかのアドバイスをすることは不可能です。とはいえ、習慣づけに失敗したエピソードなら山のようにあります。ぜひ反面教師にしていただきたく、紹介しようと思った次第です。

習慣化の王道といえば「ベイビーステップ」です。

ベイビーステップとは、某ノート中毒系テニス漫画ではなく、赤子の1歩くらい小さな習慣から始めようという戦略です。いろんな名前があり「ハードルを下げる」や「小さな習慣」とも呼ばれます。

たとえば、スティーヴン・ガイズ著『小さな習慣』では、失敗しようがないくらい小さな目標を設定し、成功体験を積み重ねることが大切だと説かれています。「小さな行動による成功の繰り返し」によって自己肯定感を高まり、脳が変化を受け入れ、習慣が作られるそうです。

ベイビーステップのポイントは、意志力を必要としないくらい「1歩目の目標を下げる」ことです。問題集を1日10問解きたいという目標があるなら、「とりあえずペンを握る」という小さな目標を立てるとよいです。

そうすると、マジでペンを握っただけで終わる日もありますが、「どうせペンを握ったのだから、1問くらい解いておくか」と弾みで勉強できる日も出てきます。続けることで、1問解くハードルも下がり、徐々に勉強が習慣化するらしいです。

これはいい方法を聞いたと思い、私も勉強の習慣づけにベイビーステップを多用するようになりました。ですが、不器用ゆえに、ベイビーステップを踏んでも、大失敗をすることがあったのです。

何をやらかしたかというと、私の場合、「まず部屋の掃除から始める」という小さな目標を設定しました。テスト前日になると、無性に机の引き出しの中を片付けたくなる衝動に襲われた経験がありますよね。このとき、私たちの頭の中では「机がキレイになれば、勉強が捗るはず」という思考回路が働いています。

この思考を素直に応用しようとしました。つまり、部屋の掃除をすれば「せっかく掃除したのだから、勉強するか」となるだろうと期待したのです。

こうして、部屋の掃除を始めたわけですが、奇跡的に「部屋の掃除」を習慣化することに成功しました。ベイビーステップ恐るべしです。しかし、肝心の勉強にはたどりつけませんでした。

キレイに整頓され、使いやすくなったデスクは、だらだらインターネットをする場所として最適な空間になりました。散らばった漫画から所望の1冊を探し出す苦労がなくなったので、漫画を読むハードルも下がりました。

これは盲点でした。

勉強が捗る以上に、誘惑が捗りました。非常に過ごしやすい部屋を作ってしまったのです。八兵衛がしっかり者に思えるくらいうっかりしていました。

つまるところ、私は自宅で勉強できない人間だったのです。自宅をきれいにするという戦略に無理がありました。大人しく図書館やカッフェに行けばよかったです。

このように、ベイビーステップをしようが無理なもんは無理、なことがあります。私のように自宅勉強に固執すると、ベイビーステップで小さな失敗体験を積み重ね、自己肯定感が地獄のように下がる危険性があるということを周知しておきたいです。

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