息子と「かくれんぼ」をやってみたら、駆け引きを楽しめる知的ゲームだった

育児日記の第18回。

今回のテーマは「かくれんぼ」です。

競技人口70億人。世界規模で親しまれ、年齢性別を問わず、誰もが笑顔で楽しめる、参加型エンターテイメント。

その名も、KAKURENBO

息子に「かくれんぼブーム」が到来しました。「パパかくれんぼしよ?」が口癖になりつつあります。かわいいです。

漫画スラムダンクで、オヤジと1on1に明け暮れた山王工業・沢北栄治のごとく、息子と1on1のかくれんぼをしています。

ん?1on1?

かくれんぼって多人数でやるものでは?と思われた方もいるかもしれません。私もそう思ってました。

でも、やってみると、1on1のかくれんぼって面白いんです。1on1だからこそ、戦術の自由があり、駆け引きが生まれます。

今回は4歳の息子と「かくれんぼ」で遊んだ話をします。

簡単にいうと、4歳児が相手なのを忘れて、つい大人の本気を見せてしまったという話です。

完全に雲隠れした私。

最後まで見つからず息子は降参。やっと顔を見せたパパに、息子が放った意外なひと言とは?

では、参ります。

かくれんぼの歴史

いきなりですが、かくれんぼの豆知識を紹介します。

かくれんぼには世界選手権があります

場所はイタリア。

かくれんぼは英語で「hide-and-seek」ですが、世界選手権では、イタリア語でnascondino(ナスコンディーノ)と呼びます。

しかし、かくれんぼが生まれたのはイタリアではありません。

諸説あるようですが、中国の宮殿遊戯「迷蔵」が発祥だとされています。それが平安時代ごろに日本に伝わりました。

ちなみに世界選手権がイタリア開催なのは、とあるイタリア人が「なんで、かくれんぼには世界選手権が無いんやろ?わいが開いたる」という勢いで作ったからです。2010年に始まりました。

平安時代に日本に伝来したかくれんぼ。実は、今とちょっと違った形式でした。

当時のかくれんぼは、女の人が山に隠れて、恋人の男の人が探しに行くというもの。今で言う駆け落ちみたいなものかもしれません。

そのため「隠れ」て「恋慕」するから、隠恋慕(かくれんぼ)と呼ばれるようになった説があります(ほんとう?)。

かくれんぼが子供遊びとして定着したのは江戸時代です。

現代では、すっかり子供の遊びですね(逆に江戸より前の子供は何して遊んでたん?)。現代では、かくれんぼする大人はいません。

・・・まてよ、案外いるかも?

調べてみたら居ました。真面目にかくれんぼしている人たち。日本かくれんぼ協会という団体まで作っています。

なんで大人になって、かくれんぼをするんでしょうか?

日本かくれんぼ協会代表理事の高山さんが、かくれんぼの魅力について、こう語っています。

外に出て、「鬼」とか「かくれる人」とか普段あり得ない一見バカげた自分になり、おもいっきり体をうごかすことで、心身ともにリフレッシュし、心に余裕(遊び)を産む、またそれは次の活動のエネルギーになると思っています。

日本かくれんぼ協会代表理事・高山さん

童心にかえってかくれんぼしてみると、心も体もリフレッシュできるのですね。

息子とかくれんぼ1on1

やっと本題です。先日、息子と1on1でかくれんぼをしました。

フィールドは家の中。一階のみ。危ないところには隠れちゃダメ、というのが我が家のレギュレーションです。

第1回大会は、押し入れに隠れた息子が優勝。
第2回大会は、ドアのスキマに隠れた私が優勝。

一勝一敗で迎えた第3回大会。さて、今回はどうやって息子を迎え撃ってやりましょうか。

先手は息子。私が鬼です。

私「いーち、にーい、さーん・・・きゅーう、じゅ。もーいーかーい?」
息子「もーいーよー」

押し入れの方から声がします。声で位置情報がバレバレです。ふっ。まだまだ甘いね。少し遊んであげましょうか。

私「あれぇ?どこかなぁ?わかんないぞぉ?」
私「ここかなー?ちがうなー」
私「ここかなー?あれー、ちがったー」

なんて、私が大根演技をしていると、息子が「ここだよー!キャハハハ」と出てきました。

第1回大会で効果のあった「押し入れ」を初手に選んでくるあたり、ちゃんと学習していますね。えらい、えらい。

序盤は接待プレイ

次は、私が隠れる番です。

まだ本気は出しません。接待プレイです。息子を気持ちよくさせないと。ということで、さきほど息子が隠れた押し入れに隠れることにしました。

息子「もーいーかい?」
私「もーいーよー」

息子が探し回っている音がします。私の「もーいーよー」が聞こえたはずですが、4歳児だと、まだ音での位置探索はできないようです。見当違いなドアを開けたりしていて可愛いです。

1分後。ガラッ。「キャハハハ!パパ、みーつけた」見つかりました。

過去の優良隠れスポットを学習してくる息子

さて、息子の2手目です。私が鬼。

私「もーいーかい?」
息子「もーいーよー」

ドアのスキマから声がしました。

第2回大会で私が使った手ですね。息子の中で定石化したのでしょう。学習が速くてよろしい。でも、速攻で見つけちゃお。

私「みーつけた!」
息子「ヒャハー!」

息子が爆笑しながら出てきました。

「まえにかくれんぼしたとき、パパがかくれていたとこだから、めーちゃくちゃむずかしかったでしょ?」と嬉しそうに聞かれたので「むずかったむずかった」と答えてあげました。

それ、きみちゃう。鬼がするやつ

つぎは息子が隠れる番です。

いました。掘りごたつの下で横たわっていました。両手で顔を覆っています。あのね、顔隠すのは鬼。きみじゃないよ。速攻で見つけて、なぜか息子が爆笑。

さて、私が隠れます。

布石を打つ

この辺りから、布石を打つことにしました。最終戦に向けて、息子の認識に穴を作るためです。

私の布石は「布団隠れ」。布団を被って、押し入れに隠れました。青い布団です。

もーいーよ。しばらくして、押し入れを開けた息子。目の前には布団の塊。「ククククク」と息子が笑います。もう私の気配に感づいている模様。

バンっと叩かれ「パパみーつけた」と言われました。

この布団隠れ、息子のツボだったらしく「なんかwあおいなーwっておもってwwバンってたたいたらwかたかったんですけどwww」と笑いながら報告されました。

今度はまた息子が隠れます。

といっても、もう隠れる場所って無いんです。目に見える死角は、第1~2回大会で使ってますから。どうやってもすぐに見つけられちゃいます。

息子は机の下で丸くなって隠れてました。

また顔を両手で覆ってます。かわいい。だから、顔隠すのは鬼ね。どうでもいいですけど、この丸まった体勢、鶉隠れ(うずらがくれ)っていう忍術らしいですね。

最終戦は大人の本気を見見せる

私「次が最後ね」

最終戦です。ここで私は、先ほどの布団隠れの布石を活かします。バランスボールに布団をかけて私が居ると偽装しました。別の椅子にも布団をかけます。二か所偽装です。そして、ドアというドアを開け放ちました。

私「もーいーよー」

息子が動き出します。ふふふ、みーつけたっ!とか言って、バランスボールの布団をはぎ取っています。バカめ!それは偽物だ。パパ忍法「隠れ身の術」です。

私はどこにいるかというと、柱に隠れています。どうでもいいですけど、これも忍術だそうで、観音隠れ(かんのんがくれ)っていう名前がついています。

柱の陰から息子を観察します。

部屋を移動しながら私を探している様子。さきほど仕込んだ隠れ身の術が、いい感じに時間を稼いでくれています。

息子が隠れ身に気を取られている間に、私はササッと移動し、息子が一度探したエリアに身を隠しました。

ククク。これで見つかるまい。

息子は見えない場所だけが死角だと思ったことでしょう。しかし大人を舐めてはいけません。本当の死角は頭の認識の中にあるのです。「もうここは探したから居ないはず」という思い込みにこそ、隠れる余地があるのです。これが大人の本気だ!

大人気なく隠れきったところで息子から降参の手が上がりました。「パパー!どこにいるのー!?」あんまり困らせてもいけないので、顔を出します。「ここだよっ」

私の顔を見た息子がひと言。

「パパ、ルンバにやられたかとおもったー」

息子の中では、私はルンバに吸われるゴミと同じだったようです。まぁ、4歳児相手にむきになってかくれんぼするゴミなのですが。

というわけで第3回大会は私の優勝で幕を下ろしました。

まとめ

息子とかくれんぼをして、ゴミ扱いされた話をしました。

1on1だと、フィールドに私の残像を作って、自由にミスディレクションできるので面白いですね。息子の思考を読む駆け引きが楽しめました。

なにより、見つけても、見つかっても、息子が「キャハハハ」と笑い転げてくれるのが最高でした。こんだけ楽しんでくれると、私までワクワクしてきちゃいました。

しかし、そろそろ隠れるのが厳しいです。

「靴隠し」みたいな、体積小さい系のかくれんぼに移行しますかね。

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