バスケ歴19年目にして初めて気づいた現代NBAの魅力とは?

バスケの第1回。

日本バスケ界が盛り上がっています。今年9月に行われたFIBAワールドカップでは、男子日本代表が過去最高勝率となる3勝をあげました。これで来年のパリオリンピックに出場が決まりました。

自力でのオリンピック出場権獲得は48年ぶりの快挙です。めちゃめちゃ凄いです。私はテレビの前で叫びました。

「河村くんイケメン!」
「比江島さん渋い!」
「冨樫さん髪カチカチ!」

ホーバス監督に「何してるんですか!」と叱られるレベルのボキャ貧ぶりであるが、まさに言葉を失うくらい感動したのだ。

ワールドカップで3勝するのは、本当にすごいことである。普通は1勝もできない。このすごさ、全日本国民に伝わっているだろうか?

さて、代表戦の感動を伝えたいところだが、それよりもっと伝えたいことがある。

今、NBAがめちゃくちゃ面白いよ!

今、NBAが面白い!

代表戦を見て、ちょっとでも「バスケ面白いかも?」と思った人がいれば、ぜひNBAの話を聞いてほしい。

実は私、バスケを21年前に始めて以来、ずーっとNBAを見てこなかった。正直なところ「NBAつまんない」と思っていた。

それが2年前、急にNBAに目覚めた。バスケ歴19年目にして、にわかNBAファンに、ひっそりデビューしたのである。

私のように、バスケはしてるけどNBAは観ていない人って、けっこういると思う。

調べてみると、日本の20歳以上のバスケ人口は237万人。これに対して、NBAの視聴者数は28万人だそうだ。実に200万人以上のバスケ経験者がNBAを観ていない計算になる。

気持ちは分かる。だって私もNBA無関心勢だったから。

そんなNBA未視聴者に伝えたい。NBAを取り巻く環境は、ひと昔前に比べて進化した。今、NBAを桁違いに楽しめるようになっているよ。

今回は、19年間NBAを観てこなかった私が気づいた「かつては無かったNBAの魅力」について語っていく。

NBAにハマったきっかけ

さっそく自分語りで恐縮だが、私がNBAを観るようになったきっかけを話したい。

数年前から、社会人の草バスケチームに参加している。おじさんたちがキャイキャイ楽しく汗を流す、加齢臭ただよう素敵なチームだ。

あるとき、チームの若い子とこんな会話をした。

私「そのバッシュ、かっこいいっすね」
相手「新しく買ったんす」
私「どこのバッシュ?」
相手「PGっす」
私「え?PG?」
相手「ポール・ジョージっす」
私「あ、ポールね!そっかそっか!ポールのバッシュか!(しらねぇ〜)」
相手「っす(こいつ絶対知らねえだろ笑)」

その子が履いていたのは、ポール・ジョージという有名なNBA選手とコラボしたNIKEのバッシュだった。

神様が間違ってフレームレートを100倍に設定してしまい、コート上で一人だけヌルヌル動けるようになった男。それがポール・ジョージ。技巧派のスター選手として、NBA界隈で知らない人はいない超有名人だ。

だが、NBAを見てこなかった私が知っている選手といえば、ジョーダン、コービー、シャック、ナッシュ、アイバーソン、レブロン。以上。

残念ながら、ポール・ジョージとかいうビートルズみたいな名前の選手は知らなかった。マッシュルームヘアーで丸眼鏡でもしているのだろうかと思った。

無知を誤魔化しきれていない私とPGバッシュの彼の間で、え、この人、バスケしてんのにポール・ジョージも知らないの?的な空気が流れた。

居たたまれなかった。

ただでさえオジサンになってジェネレーションギャップを感じているというのに、バスケでも若者と話題が合わなくなるなんて、目も当てられない。

「NBA・・・ちゃんと見ようかな」

こんな感じで、若者世代との話題作りのために、勉強として、NBAを見始めた。そしたら、19年前に感じたつまんなさが綺麗サッパリ消えていて、NBA沼に全身浴するようになった。

魅力その1.日本人選手が優勝するかも!?

はじめに今NBAが面白い!と言った。その理由の一つ目は、日本人選手の優勝確率が高いからである。

NBAの日本人選手といえば、みなさんご存知、渡邊雄太さんと八村塁さんであるが、今年は特に注目して見てほしい。

「数年前からNBAにいたよね?なんで今年?」と思うかもしれない。だが、昨年シーズンとは事情が違う。

今シーズンは、二人とも移籍して、優勝候補チームの一員になった。

つまり、今NBAを見始めると、日本人初のNBAチャンピオンという歴史的瞬間に立ち会える可能性が高いのだ!

若さと身体能力が重要なNBA選手の旬は短い。
NBAの平均在籍年数は4.5年と言われている。

渡邉雄太さんがNBA6年目、八村塁さんが5年目という現実を考えると、優勝可能性が今ほど高いタイミングは、向こう数十年こないのではないだろうか。

確変中なのである。

魅力その2.日本人選手のメディア露出がアツイ!

日本人初優勝というメモリアルに立ち会えるのはアツい。だが、それはシーズン終盤の話。それまでは退屈なのかというと、そうではない。今年は特にシーズン中もずっと楽しい。なぜか?

今NBAが面白い理由の二つ目は、平素から日本人選手が現地メディアに取り上げられまくるからである。

今年はシーズンを通じて、日本人が活躍する姿を堪能できるはずだ。

というのも、渡辺選手も八村選手も、優勝候補チームの中で、かなりの出場機会が与えられている。そんな風に優勝候補チームの有力選手として認識されると、ハイライト動画が作られるわ、チームメイトから賞賛されるわ特集が組まれるわで、メディア露出が非常に増えるのである。

調子が良ければ、毎日グッドニュースに出会えて、ワクワクできる。

みなさん、ご存じだろうか。「海外で日本人選手が誉められている」ニュースって、テンションがめちゃくちゃアガる。

昨年大ブレイク!ユータ・ザ・シューター

たとえば去年は、渡邊雄太さんが大ブレイクした年だった。

一時的にではあるが、リーグ1位の3点シュート成功率を記録し、ブルックリン・ネッツというチームの破竹の12連勝の原動力となった。ユータ・ザ・シューターというあだ名もついた。

渡邉雄太さんがシュート体勢に入るだけで、ベンチの選手がワッと立ち上がった。シュートが決まれば、現役最強選手の一人と言われるKD(ケビン・デュラント)までもが飛び上がって、渡邊雄太さんを抱きかかえた。

尊い…。

Yuta✖️KDの薄い本が作られてもおかしくないくらい尊い映像である。私はこれでご飯を三杯食った。NBAレジェンドから賞賛されてる!やばい!って一人で飛び跳ね、ご飯を床に散らかした。

毎日がパラダイスだった。

そんな渡邊雄太さんは、昨年在籍ネッツからフェニックス・サンズに移籍した。同じくサンズに移籍したKDらと共に本気で優勝を目指している。

今年のサンズはえげつなく強い。KD、ブッカー、ビールというオフェンスマシーンが揃っており、得点能力はリーグトップだと思う。

渡邊雄太さんはオフェンスマシーンの元でこそ輝く。

KDらの個の力が強いことで、相手ディフェンダーが引き寄せられる。すると、渡邊雄太さんがノーマークになる。ノープレッシャーでイージーに打てるため、高確率で3点シュートが決まる。

これが昨年ブレイクしたときの黄金パターンだった。

ありがとう、サンズ。今年も渡邊雄太さんの3点シュートハイライト集が見られるなんて夢のようだ。きっとメディアでも紹介されまくり、わたしたちの毎日を彩ってくれることだろう。

和製レブロン、八村塁!

そして、八村塁さんも大注目である。

八村さんは昨年まで過ごしたウィザーズを離れ、名門レイカーズに加入。あのレブロン・ジェームスの代役としてオフェンスのカギとなっている。

ウィザーズはお世辞にも強いと言えないチームだった。が、レイカーズは強い。サッカーで言えばレアルマドリードだ。

レブロンとアンソニーデイビスとかいう大怪獣がとにかく止められない。ゴジラとキングギドラが同じチームに入って人間相手にバスケしていると思ってほしい。

そこにメカゴジラ枠で割って入るのが八村塁さんである。八村さんの魅力は、なんと言ってもフィジカルの強さだ。

トランジション(ディフェンスが戻りきっていない場面)では、暴走機関車のごとくコートの端から端までドリブルで突進し、他のNBA選手を蹴散らしてダンクする。スラダンで例えると森重寛。

日本人が屈強なNBA選手をふっとばす時代になるなんて思ってもみなかった。八村さんのダンクで会場は大盛り上がり。ぜひ見てほしい。

ちなみに、八村さんはシュート力も高い。波はあるが、ウィザーズでは40%を超える成功率で3点シュートを記録したシーズンもある。

今年はシックスマン・オブ・ザ・イヤー賞を取れるのでは?という予想もされている。とても楽しみだ。

魅力その3.充実したYoutube動画

NBAが面白くなった理由の三つ目は、YouTube解説動画が充実してきたからである。

NBA観戦はハードルが高い。

そもそも海外リーグなので、日本のプロ野球みたい地元チームが存在しないし、テレビ放映もないので、基本は知識ゼロで見始めなければならない。

つまり、知らん選手だらけ。

NBA挫折歴19年の私が代表して言っておくと、知らん選手ばっかり出てこられても面白くねえ。

宇多田ヒカルさんがライブに出てきて「ぼくはくま」だけ歌って帰ったら「いやAutomatic歌ってくれ〜」と思うだろう。これと同じ。知っている曲だから楽しめる。

知っている選手が出てくるって、大事。

だから、NBAを見ていまいち楽しめなくても諦めないでほしい。諦めたらそこで人生終了だ。あなたにNBAが合わなかったのではない。単に知識が足りなかっただけなのだ。

その知識不足を埋められるのが、YouTubeである。

ぶっちゃけ、NBAの試合を見なくても、NBAファンを名乗っていいと思う。それくらい、今のYoutubeは、NBAまつわる動画が賑わっている。NBAを知るきっかけとして、Youtubeの登場は画期的だった。いい時代だ。

Youtube活用例1. ランキング動画

たとえば、私が好きなのはランキング動画。手っ取り早くスター選手を覚えられるし、ランキング形式だから凄さの度合いが分かりやすい。それに単純にワクワクする。たとえば、こんな動画がおすすめだ。

歴代シューティングガードTOP10NBA史上最強の選手TOP10現役ポイントガードTOP10歴代最強ディフェンダーTOP10優勝できなかった最強チーム7選一瞬で相手を置き去りにするNBAの名ドリブラー7選人類史上「最も身長の高かった」NBA選手10選渡邊雄太選手が衝撃を受けたNBA選手TOP3世界中が笑ったNBAの面白エビソード300連発ジャンプ力がヤバすぎて敵を恐怖に陥れる選手7選
Youtube活用例2. ドキュメンタリー風動画

ドキュメンタリー風な選手紹介動画も好きだ。

「バスケは酸素」でお馴染み(?)のBambaさんの動画が特におすすめである。映像系の仕事をしていたらしく、動画作りが上手い。たとえば、こんなのがある。

史上最高の3Pシューター ステフィン・カリーの過去とはデリック・ローズという漢ラッセルウェストブルックが常に全力で戦う理由変態ハンドリング男 カイリーアービングの過去とはレブロンが嫌われ者から人気者になるまでヤニスアデトクンボが路上の物売りからNBAのMVPになるまでボール兄弟最強の弟 ラメロボールの過去とは空飛ぶ戦車 ザイオンウィリアムソンの異次元の身体能力と過去とは桜木花道のモデル?デニス・ロッドマンの過去とは183cmの得点王アレン・アイバーソンの過去とは
Youtube活用例3. スーパープレイ集

スーパープレイ集もおすすめ。NBAといえばスーパープレイだろう。結局、超人的なプレーが見たいのだ。もちろんジョーダンが至高なのだが、NBA入門編という意味で、現役選手中心のスカッとするプレイ集を紹介したい。

ステフィン・カリーの長距離3ポイント集。【レブロンジェームズ】思わず笑ってしまうノールックパス集速さがなくて1on1に勝てない人は神童の1on1を見てみよう史上最も粋なフェイクがあるとするならば…カイリーアービングの変態ドリブルなハンドリング集NBA選手が人間じゃなくなったプレイまとめラメロ・ボールの遊び心満載のスーパープレイ集Paul George Being Smooth for 2 minutes and 41 seconds straight
Youtube活用例4. ドッキリ動画

ドッキリ動画にハマったのも大きかった。ペプシのCMになっているUncle Drew(ドリューおじさん)シリーズが好きだ。カイリー扮するお爺さんのスーパープレイは何度見てもしびれる。私もこんなジジイになりたい。1億回は見たと思う。映画もあるのでぜひ。

Uncle Drew Full Series
Youtube活用例5. 試合解説

知っている選手が増えてきたら「試合解説」を見てみるのもおすすめだ私は「カツオくんさん」の解説が地球上で一番分かりやすいと思っている。代表的な動画を3つ紹介したい。

【世界中が歓喜】伝説の記録を更新したカリーが最高すぎる【神試合!】世界が熱狂!八村塁の歴史的大活躍が最高すぎるw【神回】覚醒した渡邊雄太が最強の主人公すぎるww
Youtube活用例6. リアクション動画

リアクション動画というジャンルがある。NBAに詳しいYoutuberが、注目する試合やトレードについて、持論を語ってくれる。「へぇ!そんな見方があるんだ!」といつも驚きながら見ている。好きなYoutuberさんを紹介する。

Be a Ballerさん(ハレルヤさん) ... Excelでの説明が分かりやすい。動画が長い傾向にあるので、切り抜きがおすすめ
ニコラス武ラジオさん ... 選手のトレード価値やNBAの歴史に詳しい。映像なしで楽しめるので、家事の間や、ランニング中によく聞いていた。
ダンクマンヨシの部屋さん ... インタビューの和訳がありがたい
佐々木クリスさん ... いわずと知れたNBAの名解説者。イケメンは正義。

魅力その4. ネットで繋がれるコミュニティ

今のNBAがアツい理由の四つ目は、NBAを語れるネット・コミュニティがあるからである。

NBAを好きになってきて、まず最初に思うのは「うぉー!NBA語りてえ!」である。NBAは人の口を開かせる伝染病であり、感染するとNBAについて話さずにはいられなくなる。ちなみにこれは不治の病。

だが、ここで無差別にNBAの話をするのは悪手である。

ちょっと前に言ったようにNBAの視聴者数は28万人。日本の人口が1.25億人なので、ランダムに話しかけてNBAファンに出会う確率は0.2%しかない。500人に1人。つまり、NBAファンなど周りにいない。

NBAファンじゃない人がNBAを語られても迷惑なだけである。

マツコの知らない世界は「ギャラ」を貰ってマツコさんが(ちゃんと整理された)話を聞いているのであって、リアルなオタクが熱に任せて話しても、本人が思っているほど面白くはない。

たちまち「NBAオタ=空気読めない」と認定され、全国のNBAオタに迷惑がかかるので、ちょっとタイムアウト。作戦変更だ。NBAを語るいい場所がある。楽天NBAアプリのファンコミュニティだ。

19年前との最大の違いは「ネットの普及」である。インターネット上の掲示板には、NBA好きがカブトムシのように集まって蜜を吸っている。誹謗中傷は絶対NG。このルールさえ守れば、けっこう受け入れてもらえるものだ。

私は語るより聞く方が好きなのでROM専である。楽天NBAの押しチームのファンコミュニティは1日1回絶対にのぞくし、某掲示板まとめサイト「NBAまとめ!」もオールウェイズ徘徊している。

まとめ

NBAが好きすぎて、布教活動を初めてしまった。この記事では、NBAを今から見るべき理由を4つ紹介した。19年前の「NBA観戦」は玄人向けのハードルの高い趣味だったけれど、今はYoutubeやネット掲示板の普及、日本人選手の活躍によって、気軽に楽しめるようになった。

NBAを食わず嫌いしているバスケ経験者の人にこそ、ぜひNBAに首を突っ込んでみてほしい。人生がプルプルに潤うぞ。

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