近所ふしぎ発見:リップクリームのクリームとは何なのか?

育児日記の第29回。

近所ふしぎ発見
【きんじょふしぎはっけん】世界までいかなくても、家の近所にだって、よく見ると不思議なことがいっぱいあるということ。子供の疑問に答える中で見つかる不思議の多いことたるや。

息子と話してると、頻繁に「なんで?」と訊かれます。そのうちの多くが「人参は野菜なの?」くらいイージーなヤツなのですが、たまにマジで「言われてみるとなんでだろ?」と思うことがあり、子どもの疑問って深いなぁと感心してしまいます。

リップクリームのクリームは何なのか問題

たとえばこの前、息子の口にリップクリームを塗ってあげていたら「リップってなに?」と尋ねられました。「唇のことだよ、英語でリップって言うんだよ」と教えてあげると、へぇ~と納得した息子。すると今度は「クリームってなに?」と聞いてきました。

それは…と言いかけた口が「あれ?」と止まりました。クリームって何だっけ。頭の中には「白くてドロォっとした液体」が浮かんでいるのですが、果たしてそれがクリームの正しい定義なのか。不安になってきたのです。

必死で頭を回転させて、クリームと名のつくものを思い出してみました。生クリーム、シュークリーム、クリームパン、クリームシチュー、アイスクリーム。どれも生クリームを使った食材です。ということは、クリームとは「生クリーム」のことなのでしょうか。

ちょっとまってください。食べ物じゃなくてもクリームと名のつくものはあります。ハンドクリームとか、洗顔クリームとか。ということは、クリームとは「生クリーム、または生クリームみたいに白くてドロォっとした液体」と考えられます。

やっぱり待ってください。そうだとすると、リップクリームの説明が付きません。リップクリームは明らかに生クリームではなく、白くてドロォっとした液体でもありません。リップクリームはベタベタした不透明な固体です。

ますます分からなくなってしまいました。こんなに悩むことになるとは。結局、その場では正解が出せず「クリームはね…。何なんだろうね…」とボヤかして逃げてしまいました。しかし、どうしてもモヤモヤします。後で調べてみると、クリームの正体が分かりました。簡単に言うと、

クリームとは、生クリーム、または生クリームみたいに白くてドロォっとした液体である。

ということでした。私の予想は合ってたんです。だとすると、リップクリームのクリームは何なのか。実は、リップクリームとは和製英語であり、英語で正しく言うとリップバーム(lip balm:唇に塗る軟膏)なのだとか。日本人が勝手にリップ+クリームという名前を付けたのですね。

いや、リップクリーム、全然クリームちゃうやん!笑

名は体を表すといいます。和製英語を作るなら、分かりやすい名前にしてほしいですね。なんで固形なのにクリームをチョイスしたんでしょう。

他の和製英語はもっとちゃんとしてます。サラリーマンとか。ノートパソコンとか。一発でそれと分かるネーミングです。リップクリームの名付け親、やる気がなさすぎません?笑 

たとえば、私がネーミングしていいのなら、ベタベタした固形であり、塗るとテカることを表して「リップバター」とか。あるいは、唇を乾燥から守るという役割にフォーカスして「リッププロテクター」とか「リップモイスチャー」とかにします。

リップクリームという名前には、もう一つ悪い理由があります。クリームって付くと、ワンチャン食べれそうに思えませんか?

少なくとも私は小さいころ、イチゴ風味のリップクリームを前に「これ食べれるんじゃね?」と思いました。実際、イジリー岡田さんとか食べちゃってます。

きっと体には良くないですよね…。これがリップクリームじゃなくてリップポイズンというネーミングだったら食べないと思うんです。名前って大事だなぁと思いました。

まとめると、息子に言われるまで気づかなかったけれど、あらためて考えると、リップクリームがクリームじゃないのにクリームを名乗っているのが不思議だなぁという話でした。

天国への交通手段

息子の「なんで?」が深かった話は他にもあります。

あるとき、息子とドライブしてたんですけど、急に「車が爆発して死んだらどうする?」と聞かれました。

なんでそんな怖いこと聞くの?びっくりするんですけど、まぁええかと思って「死んだら天国にいくかなぁ」と答えました。すると「なんで?」と息子。

あぁ、まだ天国しらんのやなと思って「たくさん善いことして死んだ人はね、天国にいけるんだよ。天国は楽しいところなんだよ。お野菜をたーくさん食べたら天国にいけるよ」と教えてあげたのですが、それに対して、息子がこんなことを言いました。

「天国には車で行くの?」

えっ?と思いました。というのも、普通は天国に行くときって「徳を積んだら行けるよ」みたいな、入場資格の話をするじゃないですか。そうじゃなくて、天国への交通手段を聞かれたので「そういう発想があったか」と驚きました。

でも、常識的に考えると、息子の疑問の方が普通なんです。だって「ディズニーランドにはどうやっていくの?」って聞かれたら普通は「JRに乗って舞浜駅で降りるんだよ」のように交通手段を伝えますよね。

どうやって行くのか聞いてるのに、「入場ゲートでお金払ってチケットを買うんだよ」みたいに入場資格を答えるのは変です。

つまり、天国だけは例外的に交通手段ではなく入場資格を答えるのがスタンダードになっているのですが、それにまったく気づかなかったという話です。なんでなんでしょうね。

ちなみに、天国には車で行くの?と聞かれて返事に困ったので、逆に「どうやって行くと思う?」と聞き返してみました。そしたら、息子が「えーとね、みんなで集まったらお団子になるでしょ?お団子でゴロゴローっと転がったら天国に行けるんじゃない」という大喜利的回答をくれました笑。

師走のひまわり

他にもあります。この前、家の裏を散歩していたら「あっ!ひまわりだ!」と息子が叫びました。見ると、ひまわりが10本くらい、元気なさそうに咲いています。

「えっ!こんなところにひまわり咲いてたんだ」とびっくりしました。というのも今は12月。こんな寒い時期にひまわりが咲いているなんて。というか、毎日通ってる道なのに、息子に言われて初めて気が付きました。私どんだけ節穴なのかと。

息子が「なんでひまわり(咲いてるの)?」と聞いてきました。さぁ…。なんででしょう…。

ひまわりって夏に一斉に咲くイメージがあります。ですので、目の前にいる「師走のひまわり」の場違い感がすごいです。

「ひまわりにも空気読めないやつがいるんだなぁ」と思って、私も空気読めないタイプなので、ちょっとシンパシー感じちゃいました。

「ひまわりってさ、みんな陽キャにみえるけどさ、そりゃ陰キャみたいなタイプもいるわな。俺、お前のこと好きになったわ。空気読めなくてもさ、みんなと同じことできなくてもさ、いいじゃん。頑張って咲き続けろよな」私はひまわりにエールを送りました。それで次の週、見に行ったら枯れてました笑。

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