突撃となりのネギ/どんぐり拾い/シーソーゲーム/ことばコレクター

育児日記の第36回。

年末年始にあった、ほのぼのエピソードです。

突撃となりのネギ

うちの娘は1歳5か月。アスファルトの道路に解き放っても安心できるくらい、歩くのが上手になりました。そんな娘の正月の日課は、家の周りの散歩。田舎なので近所にけっこう植物があるのですが、1歳児と一緒に歩くと、いかに自分がいろんなものを見過ごして生きているかがよく分かります。

たとえば、家庭菜園。みなさん熱心に何か育ててます。娘はネギっぽいやつがお気に入りで、見かけると必ず「おっ!おっ!」と嬌声をあげ、むんずと葉っぱを掴みます。いや、他人んちのやから、やめてほしいんですけど。飽きもせず、「今日も育ってんな」という感じで、毎日ネギっぽいやつを掴みにかかります。

不思議なもんで、毎日みてると、ネギの変化が分かってきます。あれ?昨日までフルで生えてたけど、今日は2本折れてるなとか(犯人はうちの娘ではありません)。家の人が食べたのかなとか。ちょっとココの葉っぱ元気なくなってきたなとか。植物を育てると、こういうシミジミした楽しみが味わえるんですね。ちょっとええなと思いました。

あと、赤ちゃん連れて歩いてると、見ず知らずのおばあちゃんに話しかけられます。「かわいいね~」って。近所づきあいも良いものだなと思いました。世間話したりなんかして。「あそこの吠える犬、おらんくなったでしょ。あれね、おばあちゃんが亡くなって、犬が〇〇町の親戚に引き取られたんやって」。地味に気になってた「吠える犬失踪事件」が解決しました。

どんぐり拾い

息子が通う幼稚園に、どんぐりの成る木があります。お迎えにいくとき、どんぐりが落ちていると「あっ!どんぐりだ!やったー!」と息子が拾って、大切そうに持ち帰ります。

なぜそんなに嬉しいのか。話を聞くと、どんぐりの数に限りがあり、お友達と取り合いになるそうです。マイどんぐりをゲットできるのは、けっこうなレアなのだとか。へぇ。かわいい争いだなと思いました。

それならばと。ちょっと家から離れたところにある、どんぐり林の公園に息子を連れて行きました。今の時期、1メートル歩くごとに、どんぐりが30個くらい落ちています。息子からしたら百円玉がばらまかれているようなもの。狂喜乱舞でした。

どんぐり畑を目の当たりにした息子。持参したアンパンマンカー(手押し車)の荷台をガバっと開けました。「パパ、ここをいっぱいにして帰るよ」だそうです。30分くらい一緒に拾いました。「すごい…。さいこうだ…。」とか言ってました。かわいいなと思いました。

シーソーゲーム

どんぐり拾いをした日。同じ公園にシーソーがあるのを発見しました。息子の幼稚園にはシーソーがないらしく、ツチノコでも見つけたか?くらいのハイテンションになっていました。せっかくなので二人で乗りました。

でも、息子は年少さんなので、シーソーにまたがると、地面に足がつかないんですよね。必然的に私が漕ぐ担当になります。50往復くらいギッコンバッタンに付き合ったのですが、正直しんどい。「ごめん、パパつかれたわ。別の遊びしよ」と提案しました。息子は不服そうでした。すると、

「誰かに頼んで一緒にやってもらう」と言い出すではありませんか。えっ?マジ?うちの息子、めっちゃシャイで人見知りなんですけど。どうやらシーソーの魅力が勝ったようです。すごいですね。どうするのかなと思ってみてると、1~2歳くらい年上の女の子を指さして「あの子にする」と。

ある意味ナンパです。「恥ずかしいからパパもついてきて」と言うので、後ろから付いていきました。パパはナンパの経験がないので力にはなれませんが、とりあえず面白そうなので、ついていきました。すると息子、その女の子に話かけました。「いっしょにシーソーしてください!」

結論から言うと、シーソーしてくれました。「え?なに?シーソー?」って感じでかなり訝しがってましたが、ひと通り説明すると「いいよ」と。マジ女神です。しかも、息子は足が届かないので、その女の子がシーソーを漕いでくれました。

「ねぇねぇ、ドライブいかない?きみの車で」みたいなダサいナンパではありましたが、無事OKしてもらえたので成功でしょう。シーソー中の息子の顔はニッコニコ。パパの頭の中では、ミスチルが「恋なんて~。いわばエゴとエゴのシーソーゲーム♪」と歌っていました。ちょっと選曲がオジサンすぎるなと思いました。ヒゲ男とかが流れてほしかった。

ことばコレクター

ピーター・レイノルズさんの「ことばコレクター」という絵本を借りて読んでいるのですが、すごく素敵な物語でした。息子も速攻で「もっかい読んで!」という食いつきです。オバマ大統領の推薦する絵本だそうです。

あらすじを簡単に言うと、ある男の子(ジェローム)が「ことば集め」をする物語です。ジェロームの趣味は、ええなあと思ったことばを、小さい紙に書いて集めること。「さいこう」とか「シンフォニー」とか。ラストは集めた言葉をみんなに分け与えて「この喜びは言葉に表せんな」で締められます。粋ですねえ。

この絵本、何がいいかと言うと、「素敵な言葉をあつめる」というセンスのいい趣味を学べるところです。昔、辞書を作る人たちを描いた「舟を編む」という映画がありました。ことばを集める仕事って、めっちゃ素敵やなあと思いました。それと同じ感動がこの「ことばコレクター」にはあります。

絵本を読んだ後、息子に「すきな言葉はなあに?」と聞いてみました。息子はうーんと考えた末「あけましておめでとうございます」だと教えてくれました。新年のごあいさつ、地味に気に入ってたんだね。なんかほっこりします。

ニヤニヤしてると、逆に「パパのすきな言葉はなに?」と聞かれました。そういわれると難しいですね。悩んだ結果、「アンパンマンパン」であると伝えました。「an」の音が四連続なのが気持ちいいですし、パンが2回登場する矛盾感も好きです。息子は「ふーん」と言ってました。

以上です、とりとめもない育児日記でした。

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