前十字靭帯再建へ。「手術したくない」から「絶対したい」にコロッと手のひらを返した心境

前十字靭帯断裂日記の第2回。

前回書いたように、膝の靭帯が切れました。お医者様に「手術どうしますか」と聞かれるも、あまりに手術が怖く、「とりあえずリハビリで直します」とだけお返事して帰りました。

その夜。職場のオンライン懇親会がありました。ちょっとだけ顔を出して、靭帯切ったアピールをしてきました。

すると、同じバスケチームだった後輩二人がすごく心配してくれて。「手術してまた一緒にバスケしましょう!」と励ましてもらえました。ちょっと勇気をもらえました。

家族にも「手術はしないつもり」と相談しました。「あなたの好きにしなさい」を期待したのですが、意に反して「手術はした方がいい」「なぜしないのか」と質問攻めに。最初は断固手術拒否だった私も、そんなに言われると弱ってしまいます。「もしかして手術した方がいいのかな」と気持ちが揺らいできました。

そもそも、家族と話していて気づいたのですが、私は自分の靭帯が完全に切れているのか、あるいは部分的に繋がっているのかも分かっていなければ、手術しないことのリスク、手術した場合の入院期間、などなど。何も知らないことが分かりました。

いったい私は、お医者様から何を聞いていたのでしょうか。

ひとまず自分で調べてみようと思い、インターネットで前十字靭帯の再建手術について検索しました。そして、分かったのは、手術しないリスクがヤバいということ。靭帯を断裂したまま放置すると、半月板がすり減るため、20年以内に95%の割合で内側半月板の手術が必要になるそうです。さらに35年以内には50%が人工関節になるとも書かれていました。

それを早く言ってよ~。それなら手術しますってば。

翌日「手術することにしたから」と家族に告げました。昨日あれほど手術を嫌がっていた奴がコロりと態度を変えたので、家族は目を丸くしていました。

手術するとなれば、次は病院探しです。今通っている病院には手術用の設備がないので、紹介状を書いてもらって転院しなければなりません。どこでもいいわけではなく、私は「とにかく腕のいいお医者様に当たりたい」と思いました。

というのも、調べてみると、どうやら難しい手術らしいのです。私が怪我をしているのは、前十字靭帯と内側側副靭帯の二本です。調べた結果、二本同時に再建手術をすることになると思いました。複合再建術と呼ばれるこの手術は、県内でも症例が極端に少ない、難手術でした。

「複合再建、初めてだけど、やってみっかー」というお医者様と、「毎年何回もやってるから、大丈夫ですよー」というお医者様。そりゃ後者を選ぶでしょう。ましてや、膝みたいな大事なところ、今後のスポーツ人生が賭かっていますから、医者選びに慎重にもなります。

とりあえず、県内の病院のHPを片っ端からみて、複合再建術をやっている病院を調べました。しかし、分からない。症例数書いてくれてないんですよね。病院に電話をかけました。「うちは複合再建やってます」と教えてくれるところが数件見つかりました。でも、信頼していいものでしょうか…。もやもやします。

そうこうしている間に、2回目の受診の日になりました。私は主治医に思い切って聞きました。「先生が同じ手術してもらうとしたら、どの病院を選びますか?」すると、近くの有名な整形外科の先生と、県外の超有名な整形外科の先生を紹介してもらえました。聞いてみるものです。

そして、衝撃の事実が。なんと、複合再建じゃなくて、前十字靭帯の再建だけで大丈夫だそうです。内側側副靭帯の方は、それほど損傷もひどくないので、手術しなくても治るでしょうと言われました。

早く言ってよ~。前十字靭帯なら、手術の難度すっごい下がるじゃん。今日までずっと心配したんですよ~。

まあでも、ひと心地つけたというか。どうしよう、どうしようって焦っている状態から解放されたので、気持ちが楽になりました。というのが現在の状況です。

さて、靭帯切って思いましたが、何が困るって、育児が全然できないのが困ります。妻と祖父母にまかせっきりです。子供の送り迎えもできないし、お風呂にも入れてあげられないし、料理もできない。もちろん公園にも連れていけない。申し訳なさすぎます。

家族からは「安静にしときな」って言ってもらっています。優しさが心に沁みます。

子どもの方も、多少は気遣ってくれているようです。4歳の息子は、パパが怪我していると理解してくれていて、「かけっこはダメだよね」と諦めてくれました。でも「かくれんぼならいいかな?」と言ってきます。私も遊んであげたくなり、松葉杖をつきながらかくれんぼしていたら、「安静の意味が分かっていない」と家族に言われてしまいました。

また、1歳の娘が可愛い過ぎるので、引力に勝てず、ついついギューをしに行ってしまうのですが、ギューされた娘はそのまま膝の上に乗ってポヨンポヨン跳ねようとしてきます。わわわ!っと逃げるのですが、これも家族に知られたら「安静にしなさい!」と言われてしまいそうです。

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