娘の言い間違いが可愛い

育児日記の第43回。

うちの娘が今1歳6か月なんですけど、ことばをグングン覚えていて、「子どもの言語獲得はすごいな」と思わされます。この1か月だけでも、かなり言葉を習得しました。

たとえば、私のことを指さして「パパ」なんてのは余裕で言えます。

パパの抜け殻

ところが先日、娘が壁を指さして「パパ!パパ!」と言っていて、えっ、と思いました。たしかに、以前は、うさぎのぬいぐるみを指さして「パパ」と言ったりしていて、「かわいい言い間違えだなぁ」と思ったころもありました。

でも、最近では百発百中でパパを当ててくれるのに、娘はずっと壁の方を指さして「パパ!パパ!」と連呼しています。変だなぁ。

「パパはこっちやで~」

そう言って、娘の指の先の壁をジーっとと見ると、壁に干してある「ユニクロの黒いフリース」が目に入りました。あっ。私が毎日着てるフリースや。久々に洗って部屋干したんだった。ていうか、うちの娘、フリースでパパを認識してたんや…。

もうちょっと頻繁に洗濯しようと思いました。

こんなふうに認識のエラーがあっておもしろいのですが、パパとフリースを間違えるって、よく考えてみると、娘なりに状況を判断しているということであり、「こんなとき、こう言えばいいのかな」って手探りで実験してみている、ってことですよね。すごいなぁ。

大人で言ったら、辞書を持たずに海外に行くようなものです。

アメリカでの失敗

こんな話があります。数年前、アメリカの大学に通っていたことがあるのですが、化学科の教授と仲良くなり、ホームパーティに誘っていただけることになりました。

ホームパーティなんて初めてです。さすがアメリカ。私みたいな得体のしれないアジア人を呼んでパーティしてくれるなんて、なんて社交的なんだ、と感動しながら、教授の家を訪ねました。

そこはコンシェルジュがいるような高級マンションでした。「中にどうぞ~」教授についていくと、広い共用のガーデンがあり、キッチンスペースも備えられていて、そこでなんとバーベキューをしました。アメリカすげ~。おしゃれ~。

美人な奥さんも現れました。すげ~。目が青色だ~。そのバーベキューは、まあ楽しかったです。研究室のメンバーも一緒に来ていて、缶ビール一気飲み対決、みたいな若い遊びもしました。

とにかく充実したパーティで。主催してくれて教授と奥さんに感謝が言いたくなった私は、帰り際、教授にこんなふうにお礼を言いました。

「Please take care of your wife!(奥さんによろしく!)」

すると、教授は苦笑いして、手を振って見送ってくれました。その帰り、一緒にきていたアメリカ人に笑いながら「おいっ。さっきの何だよ」と言われました。

えっ、奥さんによろしくって言っただけだけど。すると、そのアメリカ人は「take care of your wifeっていうのは、スラングで、夜の営み頑張ってね、ってことだよ!」と爆笑していました。

えー!私やばいヤツやん(笑)

よく意味を知らずに言葉を使うと、思わぬエラーが発生するものですね。

どうじょの使い方

で、娘の話に戻りますと、娘は今すべてにおいて「今こう言ったらいいのかな?」と実験している段階なので、エラーが多発していて面白いんです。

枝豆ビスケットがほしいときは「どうじょ!どうじょ!」と言ってきます。そこは「ちょうだい!」が正解なのですが、私がお菓子をあげるときに「どうぞ~」と言っていたので、間違えて覚えたのでしょう。娘の心の声を察すると、

「あのサクサクするやつ美味かったなぁ~」
「食べたいなぁ~」
「あっ!パパがサクサクするやつくれそう!」
「どうぞ~って言ってる!」
「これ、どうぞって名前なのかな?」
「美味しい!」
「もっと食べたい!」
「どうぞちょうだい!どうぞちょうだい!」
「どうじょ!どうじょ!」

こんな想像をすると、両手を差し出して「どうじょ!」と健気に訴えてくる娘が、可愛くてたまりませんね。ちょうだい!って言われるよりもお菓子をあげたくなるので、ある意味正解かもしれないです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました