オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム オンラインライブ感想

コラムの第79回。

昨日は、私がずっと楽しみにしていた「オードリーのオールナイトニッポンin東京ドーム」というライブの、生配信をおうちで鑑賞しました。

・・・最高でした。

何を隠そう、私はオードリーさんのラジオの大ファンなのです。いわゆるリトルトゥース(オードリーさんのラジオリスナーの総称)というやつです。大学生のときに「なんだこれ!おもしろっ!」と感動して以来、10年近く聞き続けているのがオードリーさんのラジオです。

今回のライブは、オードリーさんの中でも過去最大の規模。若林さんも「一生に一度だけだろう」という歴史的なライブでした。しかも生配信だけ。これを聞けたのは嬉しすぎます。

熱が冷めないうちに感想を書いておきたいと思います。

当日は、娘のお風呂を担当していたので、私がライブにログインできたのは、17:28でした。開園の2分前です。ギリギリです。パッと画面に映し出された、東京ドームの会場。満員の人。

あぁ、これがみんなリトルトゥースなんだ。日本には、こんなにオードリーを愛する仲間がたくさんいるんだ。そう思えて、ジーンと来ました。音楽も最高です。クリーピーナッツの夜更かしの歌。オールナイトニッポンの元パーソナリティで、オードリーさんの仲良しなお二人。

そして、始まるウェルカムムービー。星野源さんが作曲された「おともだち」という曲なのですが、まさかのオリジナルアニメ。めちゃくちゃいい!

アニメの内容はというと、仲良しの野球少年の二人。大人になるにつれて、だんだん疎遠に。でも、離れ離れでも、二人はそれぞれ、ラジオを聞いている。同じラジオを聞いている。聞いているのは、もちろんオードリーのオールナイトニッポン。そうか、これはリトルトゥースの物語なんだ。気づいた瞬間、痺れました。ラジオを通じて再会した二人は、東京ドームへと足を運ぶ・・・。

いい。すごくいいです。

続いて、ウェルカムムービーその2。フィールドオブドリームスのオマージュ。トウモロコシ畑の若林さんが違和感しかない(笑)からの、春日さんの投球練習。ここもラジオで出てきたネタが満載。あんまり書くとネタバレになるので、やめときますけど、あの有名なスピードガンのくだりですね。

またトウモロコシ畑に戻ります。

「お前がそれをつくれば、みんながきっとやってくる」

ここで流れるビタースイートサンバ。あぁ、伝説が始まるんだ。この曲、ほんとにいい曲ですね。で、若林さんが入場。春日さんも入場。春日さんの両脇にはチーム付け焼刃。あ、青銅さんだ。

さあ始まります。ラジオモンスターたちの祭典が。

ライブの中身は、いつものラジオの通り、長めのオープニングトーク。若林さんのトークコーナー。春日さんのトークコーナーという流れでした。しかし、さすが特別なライブだけあって、フリートークの内容が練られていて、いつも以上の面白さでしたね。

詳しく書くとネタバレになっちゃうので、聞いた人だけが分かるくらいにしときます。こんなトークをしていました。

<オープニングトーク>
若:トーク1本で東京ドームでライブをした人は〇〇だけ
若:日テレのメイクさんに言われた「別に〇〇で見たくない」
若:ドームホテルの自分の部屋だけ〇〇で許せなかった
若:ドームライブになると春日が打ち合わせで〇〇になる
春:昨夜家に帰るとクミさんが延々〇〇してた
若:写真とってくださいって言われて〇〇と返したら恥ずかしい思いをした
若:フィールドオブドリームスの撮影秘話
若:部屋でトローチなめてたら、おかしな行動をしてしまった
若:サトミツがホテルに差し入れてきた段ボールの中身

ここで提供紹介。戦国武将のコスプレをした、あの大物映画監督が登場。

<若林さんのトークコーナー>
若:ウーバーイーツをやってみた

ここでジングル。あの世界的に有名な野球選手が登場。

<春日さんのトークコーナー>
春:長楽のポークライスを再現してみた

ここでジングル。気志團に扮したTさんがキサラの名場面を再現。

ここからは、チェ・ひろしのコーナー(ゲレンデが溶けるほど駐車したい春日)、松本明子さんのオススメキッス、ラーメン味玉トッピング永久権争奪プロレス(春日vsフワちゃん)、DJ・WAKA、星野源さんとのorangeのコラボラップ、星野源さんと若林さんのトークコーナー、が続きます。

「音のな~かで~♪ 君をさ~がしてる~」

なんと!星野さんがPop virusを歌ってくれるという!大サービス企画。ここは鳥肌が立ちましたね。あっ。東京ドームでライブしてるんだ。って一番つよく感じたところ。やっぱり音楽の力って、すごいんだなぁと思いました。

その後は、しんやめ、トロッコにのって退場、漫才(30分)、という内容でした。漫才は「名探偵コナンの劇場版って、毎回最初に説明してくれるけど、漫才でも最初にオードリーの説明したほうがいいよな」がテーマでした。そういうラジオ回ありましたね。あと、感謝の一本バットを出すためのミスチルですね。

ラストです。

若林さん「何年後になるか分からないけど、お互いトゥースだったら、またやろうよ。我々はいつも土曜深夜1時にしゃべり続けていくので、気が向いたら聞いてください」

若林さん「ミッフィーちゃん」

春日さん「みなさん夢でまたお会いしましょう。アディオス」

すみません、ライブ聞いてない人は「なんのこっちゃ」でしたね。でも、ライブを聞いた人であれば、あ!あのときのアレ!と思い出しながら、エモさを追体験してもらえたのではないでしょうか。

さて、ここからが私の感想です。

全部よかったです。全部。ラジオに出てきた細かいネタが、ふんだんに盛り込まれていて、ディティールがすごい。ありがたいですよね。きっと付け焼刃さんたちが過去回をまとめて、アイデアをたくさん出してくれたんだと思います。スタッフ一丸となった作品だなと思いました。

感謝。

全部よかったんですけど、ライブの中で、一番印象深かったのは、やっぱり若林さんのトークコーナーだったと思います。ウーバーイーツの。あれはエピソードトークとして、ひとつの完成形を見た、と言っていいくらいの芸術品でした。

あらすじは、若林さんが体力づくりのために自転車に乗っていて、行きたいところがないから、目的をつくるためにウーバーでもやるか、と始めるも、オードリーという看板を脱いでただの配達員になってみると、注文もとれない、チップも貰えないことに気づき、情けないな俺って、と思った話です。

言ってしまえばそれだけ。すごく特殊な体験をした、ってわけじゃないんですけど、だからこそ、現象がシンプルだからこそ、逆に若林さんの「心の動き」がよく見えて、面白みが増しています。

たとえば、最初から一人でやろうとしたんじゃなく、頼りにしてたチロちゃんが風邪ひいて、家族にも干されていて、しょうがなく一人でやることになって「うわー、ひとりじゃん」と不安になる描写。ここすごいなと思いました。

「なんの肩書もない一人の人間って心細いよね」

ここに共感するんですよ。私はウーバーをやったことないですけど、でも、なんか一人って心細いな、って思った経験はあるから、共感できて、トークを面白いと感じる。若林さんうまいのは「心細さ」という小オチの威力を増すために、前フリとして色んな装置を用意しているところです。

ウーバーは本名を登録しなければいけないから「MAWAYASU.W」という名前にしたのも、ひとつの装置です。普段の「オードリー若林」というネームバリューを剝がされて、ひとつ心細くなる。さらに写真も効果的です。メイクされていない普通のオジサンの顔。これも「オードリー」という看板を剥がされて心細くなる装置。

極めつけは、頼りにしてたチロちゃんがいなくなるところ。ここで一気に心細くなります。

いったん「心細すぎる」状態を作れば、トークはどんどん面白みの深みを出していけるようになります。なにせ、若林さんは極限に心細いのですから、些細なことに怖がれるのです。こういう「繊細すぎる」ところって、見ていて面白い。

たとえば、ダブルの注文がきたら「初回にダブルは怖い」と逃げたり。ラーメンの注文がきたら「初回に汁物はキツイ」と逃げたり。白金が来たら「遠いな」と逃げたり(もはや逃げる理由が些細すぎて笑える)。1件もこなさず、帰って寝るという。どんだけやねん、と思わせてくれます。うまいなぁ。

他にもあります。やっぱりすごいと思うのは、心の声を的確に言語化しているところです。

「俺がウーバーイーツが出来ないわけがない。松本明子とMCやってきたんだぞ。」

もらうときは明るい方がいいって聞いてたから「失礼します!ウーバーイーツです!」って練習しながら行ったんだけど、緊張しちゃって「はいどーもー!ウーバーイーツです!」って言っちゃった。

「地獄の黙示録みたいに、チャーハンセットが無くなってるかソローっと見て。無くなっててヨッシャオラー!」って

自分の心の声がよく聞こえているというか。こういう心理描写を丁寧に、ディティールまでこだわってできるから、10年もラジオの帝王として君臨できているんだな、と思わせられるテクニックの応酬でした。青銅さんイムズをびしびし感じます。

私、このライブを忘れたくないから、タイピングで文字起こししながら聞いてたんですけど、文字で見返すと若林さんのトークってすごいんだな、ってよく分かります。トークを映像化するための仕掛けが、それは見事にちりばめられていて、上質な小説のようです。

このウーバーの話が聞けただけで大満足なライブでした。私も、いつかこんなウーバーみたいなトークをできるようになりたいな。こんな面白いブログを書けるようになりたいな。と思いました。

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