無人島にもっていきたい三つのもの

コラムの第98回。

「あなたは無人島に連れていかれます。好きなものを三つだけもっていけるとしたら何を持っていきますか?」

・ノート
・ペン
・家族写真

私はサバイバル能力に自信がないので、無人島にひとりで置いていかれた時点で、どう考えても死にます。どうやっても死ぬのなら、生き残ろうとジタバタするのはダサいだけです。そうなると、いかにスマートに死ぬまでの時間を潰せるかという問題になってきます。

ノートとペンを選んだのは、私がブログを書くのに凝っているからです。ネットがないのでブログ諦めるとして、死ぬまでの数日間は、エッセイを書いて過ごしたいなと思いました。

せっかく無人島にきているのです。これまで出会ったことのない野性的な無人島の生活にインスピレーションを刺激してもらえれば、普段なら思いもつかないユーモアある文章が書けるかもしれません。たとえば、「へぇ、無人島の砂浜って、踏むとキュっと鳴るんですね。鳴き砂かぁ。泣きたいのはこっちだぜ」みたいな。あれ、つまんないかも。

あと、バスケットゴールとボールという組み合わせも最高の暇つぶしになりますので、ノートとペンと迷ったのですが、よく考えると、人生最後のシュートが外れたら嫌だなと思ったので、やめておきました。

家族写真を選んだのは、人生最後の瞬間に目に映るものは、愛する人の顔であってほしいな、という願いからです。平凡ですが、結局は家族なんじゃないかと。無人島であろうと、幸せな気持ちで天に召されたいものです。

さて、なんで急に「無人島に持ち込むなら?」という手垢のつきまくったテーマを書こうかと思ったかというと、「3652-伊坂幸太郎エッセイ集」を読んでいたら、伊坂さんがこの質問に答えていたからなんです。伊坂さんが選んだのは、ドッグフードとキャットフードときゅうり。ネタバレになってしまうので選出理由は書きませんが、小説家らしい選び方をしていて、フフッと笑ってしまいました。おすすめです。

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