NBA 2023-2024シーズン プレーオフ1回戦サンズvsウルブズ第2戦の感想

NBAプレーオフのサンズvsウルブズ第2戦の感想です。

第1戦の振り返り

ウルブズのホーム・ターゲットセンターで行われた前回(第1戦)は、120-95で、ウルブズの勝利でした。KD・ブッカー・ビールという、オフェンシブなビッグ3を擁するサンズのスコアを、100点以内に抑えることに成功したウルブズ。リーグ1位のディフェンズ力は伊達ではありません。

また第1戦では、ウルブズのエース、アンソニー・エドワーズ(アント)が躍動しました。33得点、9リバウンド、6アシスト、2スティール。第3Qはフィールドゴール8/11で、18得点の大爆発。マイケル・ジョーダンを思わせます。

一方、サンズは、安心と信頼のKD。31得点、フィールドゴール11/17。64.7%の高効率でチームを引っ張りました。ブレーキを踏んでしまったのはブッカー。フィールドゴール5/16の31.3%。18得点に留まりました。ウルブズの厳しいペリメータディフェンスに苦しみましたね。

この試合の見どころ

矛と盾のような戦いが見どころでしょう。サンズは矛。ビッグ3(グレイソンアレンも入れればビッグ4)のうち二人が爆発すれば、十分な得点が期待できます。うちのネッツにも一人分けてほしいくらいです(KD帰ってきて…)

しかし、それを阻むのが鉄壁の盾・ウルブズです。ゴベアとタウンズ(KAT)のツインタワーでペイントがカチカチなのに加えて、外も凶悪です。手足の長いマクダニエルズと、運動神経が抜群なアントが、ハードにプレッシャーをかけてきます。個人技での打開は難しいかもしれません。

個人的な見どころとしては、アントのオフェンスを楽しみにしています。ひとりだけ違うバネを搭載しているような動き。華があり見ていてワクワクします。マイケル・ジョーダンに見えるときがあります。第1戦ではアントがKD越しに得点する場面もありました。「これからの時代は俺だ」と言わんばかりの挑戦的なプレーに注目です。

スターティング・ラインナップ

サンズ:
・ブラッドリー・ビール
・デビン・ブッカー
・ケビン・デュラント
・ユスフ・ヌルキッチ
・グレイソン・アレン

ウルブズ:
・ジェイデン・マクダニエルズ(マクダニ)
・ルディ・ゴベア
・アンソニー・エドワーズ(アント)
・マイク・コンリー
・カール・アンソニー・タウンズ(KAT)

第1クオーターの感想

残り10:27。バタバタした立ち上がりから、初得点はウルブズのコンリー。アントのナイスアシストでしたね。アントのヘルプにグレイソン・アレンが飛び出した瞬間、コンリーがペイントに飛び込み、アントが見逃さずパスをさばいて、そのままレイアップでした。

残り9:44。アントが幸先良くスリーを成功。

残り9:11。序盤のサンズはバタバタしていました。ゴベアにダンクを許し、0-8でウルブズが得点を伸ばします。たまらずタイムアウト。

残り8:20。ショットクロックぎりぎり。アレンが左コーナーからタフなスリーを放ちます。これが決まる。サンズ初得点です。それにしてもウルブズのディフェンスの圧がすごい。

残り6:13。珍プレーが出ました。ゴベアが鞠つきのようなドリブルでコートを駆け上がると、ユーロステップでヌルキッチに正面衝突。倒れ際にてきとうに放ったボールがゴールに入ります。オフェンスファウルという判定でしたが、その後くつがえりエンドワンに。

残り6:01。マクダニがフリースローを決めて、5-12と、依然ウルブズが7点リード。実況がマクダニの壁殴り事件に触れます。そういえば、そんなこともありました。自分で壁を殴って骨折したんでしたっけ。

残り4:02。今日のブッカーはいい感じかもしれません。トランジションスリーを放ち、外しますが、自らオフェンスリバウンドを奪って、エンドワン。ポンプフェイクでナズリードをうまく跳ばせましたね。12-16。サンズは4点差に詰めます。

残り0:54。ああ、これはもったいない。オフェンスリバウンドに飛びついたKATでしたが、不可抗力でブッカーに乗り上げてしまいました。これがファールとなり、KATは3個目のパーソナルファウル。この時間で3個は厳しい。下げざるを得ないでしょう。

残り0:02。ウルブズのモンテ・モリスがダンク。

第1Qが終了。24-21でウルブズがリードです。

サンズはゲーム開始直後に無得点が続いて、リズムを掴みづらい立ち上がりでしたね。どちらのチームもターンオーバーが目立ちましたが、それはディフェンスの強度が高いことの裏返しでもあります。バチバチしたいい1Qだったなあと思いました。

第2クオーターの感想

残り11:24。サンズがやり返します。ビールのキックアウトがずれるものの、35歳のエリック・ゴードンが拾います。そのままディープスリーを沈めました。24-24。振り出しに戻します。

残り9:40。やっと初得点のビール。天を仰ぎます。「やっとだぜ」という声が聞こえてきそう。

残り8:15。36歳のコンリーがバスケIQの高さを魅せます。右ウィングでボールを持ったコンリー。ゴベアのピックに対してディフェンスがファイトオーバーで対応しようとした瞬間、読んでいたかのように逆側にリジェクト。ゆっくりとスネークでペイント上の空きに移動しつつ、味方を探します。ここの状況判断が秀逸。ディフェンスが下がり気味であることを見抜き、自らフローターで2点を奪いました。

残り8:03。KDらしい一撃。右ミドルポストから、ターンアラウンドのフェイダウェイジャンパー。マクダニですら届かない打点の高さ。これがエンドワンになります。当然のようにフリースローを決めるKD。36-31。サンズが5点リードです。

残り4:42。KDが止まりません。フリースローを獲得して2本成功。44-37でサンズがリードを7点に拡げます。

残り4:15。あわや乱闘。マクダニがブッカーを手で押し飛ばし、それにイラッとしたブッカーが押し返すと、「なんだ、やんのか」とばかりにマクダニが押し飛ばし返します。壁を殴ったマクダニの血が騒いだでしょうか。ピピピピ。審判が止めに入ります。ユーバンクスも止めに入っていましたね。

残り3:03。どうしたのでしょう。ブッカーのドリブルが手につきません。短時間でハンドリングのエラーを連発。

残り2:48。無慈悲。KDが左からワンレグジャンパー。

残り0:25。今日はアントの得点が止まっています。前回暴れたからマークが厳しくなったでしょうか。キックアウトに徹しているように見えます。ここでもコーナーでうまく捌くアント。しかしスリーが入りません。

前半終了。51-50でサンズがリードです。

第3クオーターの感想

残り9:10。ああっ!グレイソン・アレンがゴール下で右足を捻ってしまいました。前戦に続いて二回目です。ロッカーに戻っていきましたが、大丈夫でしょうか。シリーズに響かない程度の怪我なら良いのですが。

グレイソン・アレンはバックスにいたときも良い仕事をする選手でしたが、サンズに移籍して、さらに開花したように思います。アレンのスリーはサンズを支えています。ここでアレンが抜けるのは辛いものがあります。

残り8:21。これはいいプレー。KATが魂のエンドワン。左コーナーからベースライン側にドライブしてロイス・オニールを抜き、ダンクに近い形でのフィニッシュでした。オニールもいいディフェンダーなのですが、サイズと俊敏性を兼ね備えたKATにこういうプレーをされると止めるのは困難です。

残り7:49。KATがスリーを成功!60-57でウルブズがリード。

残り3:45。アントのスリーが入ります。今日は奮いません。スリーは1/5。アントのわくわくするオフェンスが見たいなあ。

残り3:03。きたっ!アント対KDの1on1。解説の方がおっしゃるように「バスケ小僧同士のボコりあい」のような、純粋に戦うのが楽しくてしかたない感じが伝わってきます。アントが選択したのはミドルのプルアップジャンパー。得点効率の悪いショットですが、このバスケ小僧たちにとっては効率なんてどうでもよくなったのでしょう。アントはきっちり決めてきました。

残り2:42。ウルブズが止まりません。12-0のランとなりました。

残り1:05。なんという高さ。KDからユーバンクスに、高い軌道のパスで、アシストが通ります。ダブルチームにきたマクダニとゴベアの上を通したのですから驚きです。アイシールド21の桜庭がエベレストパスをしていたのを思い出しました。

残り0:10。ラストワンプレーはKDの策略。ディフェンダーをKAT(すでに3ファウル)にスイッチさせ、さらにファウルを重ねさせました。KDはボーナスのフリースローを2本きっちり決めます。

第3Qが終了。78-71でウルブズが7点リードです。

サンズとしては、途中ウルブズに勢いに乗られ、12-0のランをつくられてしまったのが痛かったですね。逆転され、7点差になってしまいました。さあ、最終クオーターで挽回できるでしょうか。

第4クオーターの感想

残り10:33。相性抜群。ボールを持ったコンリーに電撃的なダブルチームが来た瞬間、フリーになったゴベアにポケットパスを通し、イージーな2点を演出しました。ジャズ時代からのコンビープレーが光ります。

残り7:51。完全にウルブズの流れです。マクダニがドライブでいとも簡単に2点を奪います。サンズの足が動いていないように見えます。93-76で17点差。

残り7:00。アントのスリーが成功。1Q以来となる久々の光景。

残り6:42。エリック・ゴードンがロングスリー。13得点目。今日はこの人がサンズを支えています。これで15点差に。

残り5:17。ルーズボールで、コンリーがナイスハッスル。外に出かけたボールをジャンピングでコートに戻しました。山王戦の桜木を彷彿とさせます。

気迫で勝ったウルブズ。点差は縮まらず、ガベージになりました。ディフェンスは嘘をつかないのが、よく分かる試合でした。

試合終了。105-93でウルブズが勝利。

まとめ

サンズとしては痛い二連敗。レギュラーシーズン3位のウルブズは強かったですね。ウルブズはディフェンスのプレッシャーが圧倒的で、順位以上の強さを発揮したように思います。

ふたを開けてみると、フィールドゴール成功率は、両チームとも44.9%で同率。スリーポイント成功率ではサンズが36.4%に対し、ウルブズは28.1%と不調で、シュートに苦しんでいました。

しかしディフェンスから流れを掴んだのはウルブズ。ターンオーバーからの得点の差が顕著です。サンズは2点。ウルブズは31点。いかにウルブズがサンズにプレッシャーを与え、得点に繋げていたのかが分かります。

とはいえ、3Qの途中までは競った試合で、見応えがありました。次から2試合はサンズのホームゲームになりますので、サンズが巻き返す可能性も十分あります。まだまだ楽しめそうです。

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