NBA 2023-2024シーズン プレーオフ1回戦 セルティックスvsヒート第3戦の感想

日本時間2024年4月28日に行われた、NBAプレーオフのセルティックスvsヒート第3戦の感想です。

前回までの振り返り

第1戦は114-94でセルティックスの完勝。22本のスリーポイントを沈め、ヒートを寄せ付けませんでした。レギュラーシーズン勝率1位は伊達ではないな、と思いました。

このままスイープかと思われた第2戦は、101-111でヒートに軍配。今度はヒートの方が23本のスリーポイントを決めるという、第1戦とは真逆の展開になりました。

チームの3P%は53.5%。大幅な作戦修正が功を奏したといえるでしょう。さすが名将エリック・スポルストラです。

1勝1敗で迎える第3戦。どちらに風が吹くでしょうか。

感想

試合結果

第3戦は、試合開始から1分45秒は両チームともに得点がはいらず、重たい立ち上がりとなりました。ようやく決まったシュートは、ポルジンギスのスリーでした。

そこからジェイレン・ブラウンを中心にポンポンと得点を重ねたセルティックスは、第1Q終了時には9点差と、リードを少しずつ増やしていきます。

大勢が決まったのは、第2Q残り3:54。ブラウンのエンドワンから、フリースローを外したところに、ホワイトが走りこんでフォロー。21点差となり「これはもう決まったな」と思いました。

第3Qにヒートが巻き返しを図ります。10-2のランをつくりました。が、ホーフォードとホリデーが立て続けにスリーを成功。近寄らせません。終盤まで安定した強さを見せたセルティックスが、104-84で2勝目をもぎ取りました。

84点に抑えたディフェンス

一言でいえば「ヒートが攻め手に欠いた」ことが敗因かと思います。第2戦とはうってかわって、チームのスリーが29.7%と不調だったヒートは、セルティックスへの有効打がありませんでした。

たとえば、アデバヨでポルジンギスに1on1をしかける場面。第2戦ではアデバヨのシュートタッチが良く、得点を稼ぐことができました。しかし、シュートセレクションで見れば難しいミドルジャンパーが半数を占めており、外れ始める厳しかったですね。

セルティックスとしても、ポルジンギスが狙われるのは分かっていましたので、中盤以降は早めにヘルプに行って、アデバヨを封殺していました。

また、ヒートとしてはタイラー・ヒーローに大量得点を期待したいところでしたが、本日は15得点と伸び悩みます。

ヒーローがピックを使ってペリメータを左右に往復し、シュートチャンスを狙いますが、なかなか打てずにボールを戻す場面が何度もありました。セルティックスのバックコート陣(ホワイト、ホリデー)を剥がすのは至難の業だったようです。圧に押されてヒーローがサイドラインを割る場面もありました。

テイタムの引力

第2戦のテイタムは、P&Rでミスマッチをつくり、ヒーローにポストアップを挑むシーンが多く見られました。「テイタムのポストは強いなあ。全部これで攻めればいいのに」と思っていたのですが、今回はポストアップが少なく、ペリメータでボールを持つことが多かったテイタム。どうしてなのでしょう?(誰か教えてください)

といっても、ペリメータから仕掛ける1on1も強いのが万能選手のテイタムさんです。テイタムがボールを持つと、明らかにディフェンスがテイタム付近に収縮してヘルプに行こうとします。スポルストラHCが「テイタムのペイントアタックに注意」を徹底しているのが分かります。

あまりにヘルプが寄ってくるので、テイタムが嫌がって、1on1前にハンドジェスチャーをして味方選手に「ちょっと離れて、スペースちょうだい」とやっていましたね。「俺がいくから」と言っていそうで、頼もしいエースでした。それでもディフェンスは収縮していましたけれども。

そうなると手薄になるのがゴール下です。第2Qにサムハウザーがバックドアカットをして、テイタムから鋭いパスが出されてイージーバスケット。かといってテイタムへの注意を減らすと、今度はペイントアタックでファウルするしかなくなります。

テイタムはFG%は37.5%と低いですが、フリースローを12本獲得していてオフェンス全体でみると高効率。EFF26はチームトップでした。

狙われるヒーロー

ヒートの攻撃の要となるヒーローは、ディフェンスでは大きな弱点となります。

狙われてしまうのは、サイズの小さいスコアリングガードの宿命ですね(某チームの寒がりなエースとか、某史上最強シューターとか)

プリチャードが入る時間帯はいいのですが、スタメンが揃う時間は「ヒーローvsブラウン」のミスマッチとなり、徹底的に餌食とされてしまいました。ブラウンみたいな筋肉戦車にごりごりぶつかってこられるなんて、恐怖以外の何物でもありません。

我らがパティ・ミルズ

個人的に興奮したのは、第4Qにヒートのベンチから出てきたパティ・ミルズでした。

私の推しチーム(ブルックリン・ネッツ)で何度も窮地を救ってくれたミルズ。ヒートでも良い仕事をしていました。

タフ気味のスリーを決めたり、みんながディフェンスの強度を落とす中、ひとりだけ激しくついてターンオーバーを奪ったり。泣けました。

まとめ

セルティックスが地力の差を見せつけました。まったくヒートを寄せ付けないゲーム展開で勝利。これで2勝1敗。セルティックスがシリーズをリードです。ちょっと強すぎますね。どうしたらいいのでしょう。

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