2024-05

育児日記

ゾーンの入らせ方

ハンマーで頭を殴られたかと思った。それくらい衝撃を受けたのが『ゾーンの入り方』という新書だった。社会人一年目の私は、本書を手に取り、胸をときめせた。当時の私は「ビジネスで突き抜けたい!」という、新社会人にありがちな漠然とした野望を抱いていた...
自作エッセイ

記憶の苦手な私が、これだけは記憶しておこうと誓ったもの

「何かを記憶する」という行為が苦手だ。「記憶しなきゃ」と想像するだけで、心がシオシオになってしまう。とにかく苦手。「覚えなさい」は闇の魔術に数えていいくらい許されざる呪文だと思う。すごく苦痛なのだ。どうしてこんなに記憶が苦手なのだろう。分析...
おすすめ小説

中山七里さん著「翼がなくても」の感想

中山七里さんの小説「翼がなくても」を読みました。はじめに私が中山七里さんという作家を知ったのは、有隣堂さんの公式ユーチューブがきっかけでした。「職業作家の1日ルーティン」を見てみよう、というテーマの動画があったので、「ふむふむ、どんなもんか...
自作エッセイ

手遅れになる前に、ひげ脱毛を勧めたい

ひげを永久脱毛したことがある。やってみて分かったけど、ひげ脱毛は絶対にした方がいいと思う。それもなるべく早めがいい。さもなければ人生の大きな楽しみを失う事態になる。脅しているようで申し訳ないが、このくらい言わないと心に響かないだろうから、強...
おすすめ小説

東野圭吾さん著「手紙」の感想

東野圭吾さんの「手紙」を読みました。はじめにはじめて「手紙」を読んだのは高校生のときでした。本屋にいく父に便乗して、ピンク色のカバーの文庫版を手に取り、父の買い物カゴにひょいと忍び込ませたのを憶えています。山田孝之さん主演で映画化された時期...
自作エッセイ

肉野菜炒めをつくるたびに思い出すこと

お坊さんのつくる肉野菜炒めは旨い。大学時代の友人がお寺の息子だった。音読みすると「お坊さんぽいな」と感じる名前以外は、ごく普通の青年である。彼は髪を長く伸ばしていて、いつも英語がプリントされたスエットを履いていた。家にお邪魔すると、フローリ...
自作エッセイ

ロシア語で伝えたい上司への感謝

自分は罪悪感で動くタイプの人間だ。「この人を失望させてはいけない」がモチベーションになっていることが多い。正直ちょっと生きづらい。「自分の好きな気持ち」を原動力にできたら楽しいだろうなと思うけれど、気がついたら、周りの目を気にしている。「文...
育児日記

なんで「ぴーぴー」言ってるの?

「ぴーぴーぴー、といー、といー」お散歩をしていると、娘が隣でつぶやいているのが聞こえてきた。もうすぐ二歳になる娘は、可愛らしい声で、よく喋る。ぴーぴー、といー。はて、どういう意味だろうか。娘の考えることが気になる。お散歩する娘を観察するのは...
育児日記

海外サッカー顔のバスケ部員

サッカーがうまい人はトラップがうまいのだ、と気付いたのは高校三年生のときだった。高三の春。わが男子バスケ部に「高校最後の思い出を残したい」という理由で、入部してきた同級生がいた。え、三年生で、今から? 部員たちはざわついた。ざわついた理由は...
自作エッセイ

食パンをたべ続ける理由は

人生のある期間、食パンばかりをたべていた。ジャムやバターは塗らない。トーストもしない生の食パンだ。六枚切りがちょうどいい。百円ちょっとで買える食パンを、ひたすらたべ続けていた。会社でもやはり食パンをたべていた。自動改札機が切符を飲み込むよう...
自作エッセイ

憧れのブログ

ブログを書き始めるようになってから、他人様のブログが気になりだした。もとからそこそこ読む方だったけれど、最近は拍車をかけて、ずっぽり読みふけっている。他人様のブログを読む意味目的はもっぱら勉強のため。上質なブログに触れるたび「こんなふうに書...
おすすめエッセイ

又吉直樹さん著「月と散文」の感想

又吉直樹さんのエッセイ集「月と散文」を読みました。概要「東京百景」から十年ぶりとなる又吉さんの随筆録。コント師としてのユーモア。芥川賞作家としての純文学性。この二つを混ぜ合わせたカフェオレがどうなるかというと、むせかえるくらい濃厚な文章にな...
自作エッセイ

三台目JSoulぶらさがりーず

「ぶら下がり健康器具を買ってみたんだけど、けっきょく使わなくなって捨てた」という方は少なくないと思う。わかる。一回やってみたくなるよね。でも、三台も買ってしまったバカとなると、どうだろう。私くらいのものじゃないだろうか。「二台買ったら、今な...
バスケ

NBAを引退した渡邊雄太さんは潮時だったか?

「潮時」の意味を勘違いしていた。スポーツ選手の成績が不振になってくると「そろそろ潮時だ」と言われる。だから私は「使い物にならなくなった」のようなニュアンスで「潮時」を使ってきた。けれども、それは違うらしい。本来は「ちょうどいい時期」という意...
おすすめエッセイ

小原晩さん著「ここで唐揚げ弁当を食べないでください」の感想

小原晩さんのエッセイ集「ここで唐揚げ弁当を食べないでください」を読みました。きっかけはYoutubeでした。お笑い芸人のダウ90000・蓮見さんが、本気で嫉妬したクリエイター、として挙げられていたのが、小原晩さん。コントの世界を文章で表現し...